040912黄色
前些天,在横滨港附近大路的人行道上,看到滚落着几颗黄色的银杏。昨天路过的东京都心公园里,也散落着银杏。抬头望上看,只见枝叶间挤满了黄色的颗粒。近旁的樱花的树根处,杂陈着片片呈淡黄色的树叶。
对于大多数的树木来说,着色换装尚有待时日,看着这所谓时鲜的黄色,我回想起目黑区美术馆日前闭幕的,名为《颜色的博物志》的展览。其主题是“黄色——地之力&天之光”,描绘出了一个有关黄色的多采世界。
合抱大小的硫磺块、在中国被定为帝王色彩的明黄服装、产自冲绳的染布,以及能调出黄色的繁多的颜料,真是琳琅满目。我看得最仔细的是一件摆放着一千种日本各地的黄土的作品。
一千根塞满了各地泥土的试管似的玻璃管排列着。在东京的边上是北海道的泥土、还有福井的、岛根的、山梨的……。也不仅仅是黄土,边上也有黑色以及近于红色的泥土,简直就是一幅织就了日本大地的长卷。
据说歌德的《色彩论》中就写道,“黄色是最接近于光的色彩”。黄色若发起光来就成金色了。虽说两者的光学特性无甚差别,但在现实社会中的待遇可大相径亭了。
黄色往往在工地、车站以及足球场上被用于提醒和警告。金色则如金币、金锭似的作为财富的象征而被藏之内室深处。虽难得一见尊容,有时却也会出人意料地跑出来抛头露面。最近就有塞给执政党的大派系1亿日元的事件。在递交时虽然其形态已变成称之为支票的纸片了,但其实质却放出了可疑的金黄色的光芒。
040912《天声人語》
先日、横浜港に近い通りの歩道に、黄色い銀杏(ぎんなん)が幾つも転がっているのを見た。昨日通り掛かった東京都心の公園にも、銀杏が落ちていた。見上げると、枝葉の間に黄色い粒々がびっしりと付いている。隣り合う桜の木の根もとには、薄く黄色に染まった葉が数枚、散り敷いていた。
多くの木々が色づくのは先のことだが、いわば走りの黄色を見て、目佬g館で先日まで開かれていた「色の博物誌」展を思い返した。「黄-地の力&空(くう)の光」と題し、黄色にまつわる多様な世界を描いていた。
一抱えもありそうな硫黄の塊(かたまり)や、中国で皇帝を表す色とされる黄色(きいろ)の衣装、沖縄の紅型(びんがた)、黄色を生みだす数々の顔料などが並ぶ。長く見入ったのは、日本各地の黄土千種類を並べたという作品だ。
各地の土を詰めた試験管のようなガラス管が千本並ぶ。東京の隣に北海道の土があり、福井、島根、山梨……。黄色だけでなく、涑啶私ね沥怆Oり合い、日本の大地を織りあげた巻物のようだった。
「黄色は光に最も近い色彩だ」とゲーテの「色彩論」にあるそうだ。黄色が光れば金色になる。両者の光学的な特性はあまり変わらないともいうが、現世での扱いは相当違う。
黄色は工事現場や駅、サッカー場などで注意、警告を発する。金色は金貨や金塊のように財貨の象徴として奥深い所に居る。容易に姿を現さないが、はからずも表に出てしまうこともある。最近では、政権党の大派閥への1億円だ。渡った時の姿は小切手という紙切れだが、その中身は、あやしい山吹色(やまぶきいろ)の光を放っている。