三级跳据说从前叫侯·司·犟扑。是HOP·STEP·JUMP的略音。说是阿姆斯特朗奥运会的金牌得主织田干雄给改成了现在的叫法。
三级跳要紧的是起初的HOP(起跳)。不能跳得太高。因为跳得越高向前的冲力越小,结果就会中途失速。回顾一下小泉政权,又想起了这个三级跳的基本规律。他起初的HOP(起跳)是不是蹦得太高了呢?
要想尽量摆脱自民党这一重力的跳跃欲望是可以理解的。但是如果将去年的内阁改造,小泉政权的第2次起步比作STEP(跨)的话,则不可否认其“改革”的跌速。好像是被重力拖回去了似的,跳得也不远。这次的的内阁改组,可谓是事关落地的JUMP(跃)了吧。
“秋来四望寻不见,风声贯耳惊人心”。闻风泠然,才感觉到秋天已悄然而至。这是季节变换之际的感觉。而在人事变动之际引入新风以惊人耳目正是小泉首相的拿手好戏。但在秋雨正骤之际的这点改组,惊人也实在有限。虽然是让人感觉到变化的人事调动的绝好的舞台。无奈眼下正是自民党的最大派系因1亿日元的献金事件喘不过气来的当口。
本次的人事调动人称是为推进邮政民营化的调兵遣将。可谓是首相的宿愿,而民营化也只是众多政策目标之一吧。课题堆积如山。面临最后的JUMP(跃),现在可正是要求奋力摆腿的节骨眼上。
政界的风云气色也和这天气一样,不让人舒畅。“秋雨落,落在我懒懒的脸上”(晓台)。
040928《天声人語》
三段跳びのことを昔はホ・ス・ジャンプといっていたそうだ。ホップ・ステップ・ジャンプの略である。いまの名前に変えたのは、アムステルダム五輪の金メダリスト織田幹雄だといわれる。
三段跳びで重要なのは最初のホップである。高く跳びすぎないことだ。高く跳べば跳ぶほど前へ進む力が減じ、失速してしまうからだ。小泉政権を振り返って、この三段跳びの鉄則を思う。発足時のホップが舞い上がりすぎではなかったか。
自民党という重力から少しでも離れようとした跳躍意欲は理解できる。しかし、去年の内閣改造、第2次小泉政権発足をステップとすれば、「改革」の減速は否(いな)めない。重力に引き戻されたのか、跳びも小さくなった。今度の内閣改造は、着地につながるジャンプといえるだろう。
〈秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる〉。風にはっとさせられ、秋の到来を知る。季節の変わり目の感覚だ。人事の変わり目に新風を呼び込んで驚かせるのは小泉首相の手法だった。しかし秋雨(あきさめ)のさなかの改造に、驚きは小さかった。1億円献金問題で自民党最大派閥があえいでいるときである。変化を実感させる人事には格好の舞台だったが。
郵政民営化へ向けての布陣といわれる。首相の宿願(しゅくがん)とはいえ、民営化は多くの政策目標の一つでしかないだろう。課題は山積している。最後のジャンプに向けて力強い蹴(け)りが求められるときだ。
空模様と同じで、からりとした気分にさせてはくれない政界模様である。〈秋の雨ものうき顔にかかるなり〉(暁台)