昨天凌晨,转播雅典残奥会闭幕式的电视里节目传来了似曾相识的乐曲。低低地,仿佛匍匐于地似的旋律,在反复播放中渐次高昂起来。
好像是美国的萨密尔·巴巴作曲的“弦乐柔板”。那是一首在奥立佛斯通(Oliver Stone)的描写越南战争的电影〈〈野战排PLATOON〉〉中也引用过的无限哀伤的乐曲。
闭幕式的内容因哀悼在去观看残奥会的途中由于交通事故而死亡的7名高中生,而作了大幅度的更改。乐曲中饱含着深切的哀悼之情。
闭幕式,从运动员入场、官员致词以及介绍下一届的举办地——北京,平平淡淡进行着,直至圣火熄灭约持续了一个小时。没有规模宏大的机电装置的表演。肯定也有期待观看演出的运动员以及观众吧?然而,这种简朴的运作、清新的风格让人感受到了远古的气息。
始于8月13日的雅典的两大运动盛会结束了。虽然,因大会的过于臃肿以及兴奋剂问题而受到了指责。但是,不论是否有身体障碍,那些竭尽全力拼搏的运动员以及支撑着大会运行的众多的志愿者的身影,也给观众平添了不少勇气。那架设在卫城山冈上的电梯,使坐轮椅的人们有了一个新的视角。
明年2月,弱智者的运动盛会——冬季特奥世界大会将在长野举行。希望我们在橄榄树枝下、在雅典的盛夏所看到的那种张扬各种可能性的接力棒在日本也能传递下去。
040930《天声人語》
昨日の未明、アテネでのパラリンピックの閉会式を伝えるテレビから、どこか聞き覚えのあるメロディーが流れた。低く、地をはうような旋律が、繰り返されながら高まってゆく。
米国のサミュエル・バーバー作曲の「弦楽のためのアダージョ」かと思われた。それは、ベトナム戦争を描いたオリバー・ストーンの映画「プラトーン」にも使われた、哀切きわまりない曲である。
閉会式の内容は、パラリンピックの観戦に行く途中に交通事故で死亡した7人の高校生を悼(いた)み、大幅に変更された。曲には、哀悼の思いに寄り添うような響きがあった。
式は、選手入場から役員あいさつ、次の開催地・北京の紹介へと淡々と進み、聖火が消えるまで約1時間で終わった。大がかりな機械仕掛けの出し物は無かった。演出を期待する選手や観客もいただろう。しかし、この簡素な撙婴摔稀ⅳ工工筏丹洹⒐牛àい摔筏ǎ─蜗⒋丹肖袱椁欷俊?lt;/SPAN>
8月13日に始まったアテネでの二つの大きな競技会が終わった。大会の肥大や薬物による問題が指摘された。しかし、障害のあるなしにかかわらず、持てる力を尽くそうとする選手たちや大会を支える多くのボランティアの姿は、見る者にも勇気を与えた。アクロポリスの丘に設けられたエレベーターは、車いすの人々に新しい視座をもたらした。
来年2月、知的発達障害者のスポーツの祭典・スペシャルオリンピックス冬季世界大会が長野で開かれる。オリーブの枝の下、アテネの夏で見てきた様々な可能性の追求というバトンを、日本でも引き継いでゆきたい。