江戸後期、不人気な田沼意次(おきつぐ)に代わって幕府老中(ろうじゅう)に就いたのは、白河藩の名君と聞こえた松平定信だった。そして「寛政の改革」を行う。田沼時代のコネと賄賂(わいろ)による人事から、能力と人柄を重んじる方法に改めた。
江户后期,有白河藩名君之称的松平定信取代了田沼意次,就认幕府老中(注:幕府的总管,相当于现在的首相)。于是,推行了“宽政(注:江户后期,光格天皇的年号,1789~1801)改革”。一扫田沼当道时那种开后门、搞贿赂的人事恶习,采取了唯才是举、注重人品的用人之道。
「見出(みいだ)し」という言葉が、当時流行したそうだ。人を見いだす。今で言えば「抜擢人事」である。家格(かかく)は不問。そのかわり、人物の吟味には相当な手間ひまをかけたらしいと、歴史学者山本博文さんの著作に教わった。
据说“访才”这个词,在当时很是流行。发现人才。即今天所谓的“破格人事”。不论门第。但从历史学家山本博文先生的著作中可以看到,当时在对人选的考察上是相当花工夫的。
前回の組閣では論功行賞を重んじたらしい安倍首相が、定信のひそみに倣ったかどうか知らない。だが、不出来な大臣に悩まされた後悔から、今回は、かなり慎重に人物を吟味したとみえる。
安倍首相在上一次组阁时,似乎是着重于论功行赏的,而这一次不知道是否效仿了定信式的蹙眉苦索呢。然而,可以看出,在受累于不肖大臣的懊悔之余,这一次,在物色人物上,他是相当慎重的。
政治とカネにからむ、さらなる醜聞は命取りになる。「身辺」の検査とともに、忠栅趣いΑ感霓x」の調べも怠りなかったに違いない。前の大臣らは、閣議での雑談あり、頭越しの「続投しません」発言ありで物議をかもした。このうえ軽(かろ)んじられては面目はついえてしまう。
政治搭上金钱,再添上点丑闻,简直是致命的。所以,对于所物色的对象,在进行其“身边”的调查的同时,事关忠诚与否的“心边”调查肯定也是毫不马虎的。上一届的大臣中,有的在国会上拉家常,有的竟越俎代庖地说什么“不干了”,招来骚然物议。如若更遭轻侮,则面目何在。
定信の「見出し」は、今の「サプライズ人事」でもあろう。今回なら舛添厚労相か。参院選の後にも、歯に衣(きぬ)着せない批判を首相に浴びせていた。起用が挙党一致と映るか、受け狙いの外連(けれん)に見えるかは紙一重だろう。
定信的“访才”,有时也相当于如今的“意外人事”。这次的舛添厚劳相或可忝为此例。他在参议院选举之后也还咄咄逼人地批评着首相。他的起用,是全党一致的反映,还邀人喝彩的机灵,两者之间或许也只是一纸之隔吧。 「1000万人といえども吾(われ)ゆかん」が首相の座右と聞く。この故事には「省(かえり)みて正しいと確信できれば」と条件がつく。そう思えばこその内閣改造なのだろう。首相の確信と民意との距離はしかし、リフォームで歩み寄れるほど近くはないと見受けるのだが。
听说首相的座右铭是“虽千万人吾往矣!”。可这典故是有一个“反躬自问而能确信”的前提的。内阁改革也正出于这样的理念吧。可我们看到首相与民意的距离,却并非因改头换面而就能走近的。
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一.宽政改革
日本江户幕府老中松平定信于天明七年(1787)至宽政五年(1793)间实行的幕政改革。18世纪中叶以来,商品经济继续发展。沉重的年贡和商业高利贷盘剥,驱使农民弃地逃走,土地荒芜,领主经济破产。下级武士日益贫困,上级武士则生活腐化,债台高筑。官商勾结,幕政腐败,贿赂公行,加上低温、多雨等灾害天气和浅间山火山爆发,最后酿成天明饥馑(1783~1787),饿死病死者达 110多万人。与此同时,爆发了包括江户、大阪在内的全国性的市民暴动和农民起义。前所未有的社会大动乱,进一步动摇了幕藩体制。天明七年,德川家齐成为第11代将军,白河藩主松平定信就任老中。新幕阁为了平息动乱,挽救幕藩体制,实现封建中兴,一反过去的重商主义政策,实行以抑商重农政策为中心的幕政改革。
改革要点是:①重建幕府老中协议体制。罢免原老中田沼意次(1719~1788)余党,重建以御三家(德川将军本家的三个家族)为核心、以谱代大名(曾与德川氏有主从关系的诸侯)为后盾的老中协议体制。②实行抑商政策。废除田沼意次时代建立的铁、铜、石灰、硫黄、人参等的专卖商行,对庆长年间(1596~1614)以来发展起来的御用商人分别给以整治。在江户设立町会所,调整物价。③实行重农政策。奖励种植粮食作物,限制种植经济作物,储粮备荒、造林、治水。1790~1794年一再发布《旧里归农奖励令》,在江户设立“浮浪者收容所”,劝导城市游民归乡务农,禁止农民离乡入城,以确保农村劳动力。④振兴武家纲纪,奖励武士习文练武,取缔私娼和艺妓,禁止色情文学和男女混浴;1789年颁发《弃捐令》,宣布废除旗本、御家人的债务。⑤整顿财政。1788年发布《节俭令》,要求士农工商严格遵守等级身分制,禁止奢侈享乐。削减幕府经费1/2、将军家内用度1/3,连同江户城削减下来的经费中提取七成,作为救济贫民的费用和低贷资金,称为《七分金积存法》。⑥禁止异学。1790年制定《异学禁令》,重申朱子学为“正学”,朱子学以外的“异学”一律禁止。著名政治思想家林子平(1738~1793)遭受处分,所著《海国兵谈》列为禁书。将兰医学馆划为幕府专有,遏制兰学传播。
松平定信的改革,未能重振农村经济,也阻挡不住商品货币经济的发展,招致商人、上层武士和广大农民的不满。1793年7月,松平定信辞职,改革以失败告终。
二.日本首相安倍改组内阁(名单)
首相:安倍晋三(52岁)
总务相•纠正地方与都市差距担当相:增田宽也(55岁)
法务相:鸠山邦夫(58岁)
外务相:町村信孝(62岁)
财务相:额贺福志郎(63岁)
文部科学相:伊吹文明(69岁)
厚生劳动相:舛添要一(58岁)
农林水产相:远藤武彦(68岁)
经济产业相:甘利明(58岁)
国土交通相:冬柴铁三(71岁)
环境相:鸭下一郎(58岁)
防卫相:高村正彦(65岁)
官房长官•绑架问题担当相:与谢野馨(69岁)
国家公安委员长•防灾担当相:泉信也(70岁)
冲绳北方•再挑战担当相:岸田文雄(50岁)
金融•行政改革担当相:渡边喜美(55岁)
经济财政担当相:大田弘子(53岁)
少子化担当相:上川阳子(54岁)
(来源:日本媒体)