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【天声人语】04年11月15日 当灾区面临冬季
时间:2007-12-14 18:15:18  来源:本站原创|http://coffeejp.com/blog/index.php/27935/  作者:华南虎

要下雪了。已经下到那边了。再过十天从北海南下的冬云就会聚集而来,这越后长冈的原野、山冈必将全都埋入雪中”。以长冈藩为背景的小说《峰》,就是以描写小镇的越冬准备开场的(《司马辽太郎全集》文艺春秋)。

如今,冰雪的季节正向新泻县中越的地震灾区步步地逼近。希望恢复工作的脚步也能加快一些,但也有人认为虽然经历了最大震度7级的猛烈摇晃,然而受损的房屋却比较少。有一些墙坍壁倒的情景看着是让人心疼,但全毁和半毁的房屋与此前的震度6级多的上下震动型地震相比要少。

有人推测这是由于平时对大雪有所戒备的缘故。为了能承受大雪的重量而加粗柱子,屋顶也用了较轻的白铁皮,正是这样的房屋才经受住了考验。这么说来,是在与大雪长期打交道中所产生的智慧和传统,减轻了受灾程度的啦。

《峰》的主人公是幕府末期的家老,叫河井继之助。据说在戊辰战争之时,他曾想方设法避免这场战争的爆发。他怀揣藩主的请愿书与官军军监进行了谈判,但因被拒绝而谈判破裂。

地方版报纸上刊登了进行那场谈判的小千谷市慈眼寺的受灾情况。市级文化遗产“会谈之所”已是墙倒壁坍、地板崩脱。副主寺说“为了使因《峰》而受到感动的人们能重游此地,我们会尽心尽力的”。

地震不仅极大地震撼、割裂着人们的生活,同时震撼着人们代代相传的宝贵记录和记忆。在严峻的季节迫在眉睫之际,真切期望那些支撑着人们心灵的东西不能断裂,一定要延续下去。

 

 「雪が来る。もうそこまできている。あと十日もすれば北海から冬の雲がおし渡ってきて、この越後(えちご)長岡の野も山も雪でうずめてしまうにちがいない」。長岡藩を舞台にした小説「峠」は、城下の冬支度の描写から始まる(『司馬遼太郎全集』文芸春秋)。

 その雪の季節が、新潟県中越地震の被災地に迫っている。復旧の加速を願うが、最大震度7という猛烈な揺れの割には住宅被害が少なかったとの見方があるようだ。壊れた家々の姿は実に痛ましいが、全半壊した住宅は、これまでの震度6強の直下型地震より少なかった。

 それは豪雪への備えがあったからとの推測がある。雪の重みに耐えるよう柱を太くしたり、屋根を軽いトタンにしたりした住宅が耐えたのではないかという。雪との長い付き合いから生まれた知恵や伝統が、被害を減らしたのだろうか。

 「峠」の主人公は幕末の家老、河井継之助である。戊辰戦争に際し、何とか戦いを避けようと尽力したという。藩主の嘆願書(たんがんしょ)を携え、官軍軍監と談判したが断られ決裂する。

 その談判が行われた小千谷市の慈眼寺の被害が、地域版に載った。市指定文化財の「会見之(の)間」は、壁が崩れ落ち床が抜けた。「『峠』に感銘された方々に、もう一度訪れていただけるように、力を尽くしたい」と副住職は言う。

 地震は、人々の暮らしを大きく揺さぶり、断ち切っただけではなく、人から人へ伝えられてきた大事な記録や記憶をも揺さぶった。厳しい季節を目前に、人々の心の支えになるものが断たれず、つながってゆくようにと切に思う。


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