得到美军士兵救治的伊拉克人,次日又被别的美军士兵开枪打死了。据说高喊着“这家伙在装死”的枪杀伊拉克人的场景被人拍了下来。
“有时候身上缠着炸弹的游击队员,躺在地上装死,把士兵引来了就发动攻击”。这是调查这个费卢杰事件的美国海陆战队方面说的。战场上会发生一些无法想象的事。可是拍摄下这场面的自由记者却写道,“那个伊拉克人除了呼吸,没有任何动作”。
大冈升平在《俘虏记》中写到太平洋战争时在菲律宾的明多洛岛,虽然发现了美国士兵却没有开枪射击。“我并不相信是出于对人类的爱才没有开枪。但我相信,当我看到这个年轻的士兵,由于我个人的理由喜欢他,才没有开枪”。
《俘虏记》的标题中加上了《叹异抄》中的“吾心善处非不杀生也”一节。研究宗教思想史的笠原芳光先生评论道,书中想要表明的恐怕是:不杀,并非出于良心。“这本小说在告诉我们,良心以及人类的爱在战场上是苍白无力的,小说的意义也正在于此”(《拒绝兵役》青弓社)。
曾有过关于拒绝派往伊拉克而逃到加拿大的美国士兵的报道。3年前他志愿参军,在训练中被贯输的就是“杀!”,他觉得不能适应。“只要想到对方也是人,就下不了手”。
穷追不舍,拿生命当儿戏的战场上的惨剧仍然持续着。
米兵から治療を受けたイラク人を、翌日は別の米兵が射殺する。「こいつ、死んだふりをしている」と叫び、イラク人を撃つ場面が撮影されたという。
「体に爆弾を巻き付けたゲリラが、死んだふりをして兵士をおびき寄せ攻撃することがある」。このファルージャでの事件を捜査する米海兵隊側はこう述べた。想像できないようなことも戦場では起きるだろう。しかし撮影したフリーランスの記者は「イラク人は呼吸以外、どんな動きもしていなかった」と記している。
太平洋戦争中のフィリピン・ミンドロ島で、米兵を発見しながら撃たなかったことを、大岡昇平は「俘虜記」に書いた。「人類愛から射たなかつたことを私は信じない。しかし私がこの若い兵士を見て、私の個人的理由によつて彼を愛着したために、射ちたくないと感じたことはこれを信じる」
「俘虜記」の表題には歎異抄(たんにしょう)の「わがこゝろのよくてころさぬにはあらず」という一節が添えられている。宗教思想史の笠原芳光さんは、殺さなかったのは、良心からではないと言いたかったのだろうと論じている。「この小説はむしろ良心や人類愛というものが戦場では無力なものであるということを知らせてくれたことに意味を持っている」(『兵役拒否』青弓社)
イラクへの従軍を拒否してカナダへ逃れた米兵の記事が載った。3年前に志願したが、訓練で「殺せ!」とたたき込まれ、違和感を覚える。「相手を人間だと思う限り、殺せない」
人間を追いつめ、命をもてあそぶかのように戦場の惨事が続いている。