『天声人语』2010年0111冬日星空
时间:2010-03-04 15:45:31 来源:咖啡日语原创 作者:华南虎
100111冬日星空 葉をすっかり落とした公園の雑木林は明るい。日が暮れて通りかかると、照明灯が裸木を浮かび上がらせている。人工の灯は趣を欠くが、こんな和歌を思い出したりする。〈風寒み木の葉晴れゆく夜な夜なに残るくまなき庭の月影〉。 公园里树叶落尽了的杂树林显得十分透亮。日暮时分路过那儿,只见照明灯将赤裸裸的树干凸现得分外醒目。人工灯光略欠情趣,于是,我想起了这样一首和歌。“萧萧寒风木叶下,夜夜月影满庭辉”。 平安の末に生まれた式子(しょくし)内親王が詠んだ。木の葉が散りゆく夜ごと、月はいよいよ隈(くま)なく庭を照らして冴(さ)えわたる。これは初冬の歌だが、裸の木々にさす月光は、寒さの極みこそ趣が深い。そして見上げれば、季節風に磨かれて星々が光る。 这是出生于平安末年的式子内亲王的作品。一个又一个落叶凋零的夜晚,越来越明亮的月光照遍了庭院的每个角落。这是一首吟咏初冬的和歌,但照耀在枯枝上的月光,是要冷到了极致趣味才浓的。仰望夜空,则是一片经历了季风磨砺的灿烂星光。 南には、三つの1等星をつなぐ「冬の大三角」がはっきりわかる。その右にオリオンが構える。1等星を二つも持つ贅沢(ぜいたく)な星座だ。首をよじればカシオペア、北斗七星……。有名な者たちの住む天空である。 南边,三颗一等星连成的“冬季大三角”清晰可见。其右边是猎户座。这是个拥有两颗一等星的豪华星座。转过头,则可看到仙后座、北斗七星……。真是个名星璀璨的夜空。 その宇宙をめぐって、年明けから面白い話題が相次いだ。ガリレオは海王星が太陽を回る惑星だと知っていたのでは?というのもあった。もしそうなら、海王星の発見は200年以上もさかのぼるそうだ。 有关宇宙的有趣话题,新年以来可谓是接连不断。甚至有人提出:要是伽利略早就知道海王星是回绕太阳旋转的一颗行星的话,那会怎样?。如果真是这样,则海王星的发现就要倒推上去两百多年了。 19世紀の半ばに海王星は見つかった。偶然ではなく計算で存在が予測されていたため、「天体力学の勝利」とも言われた。その価値が減りはしまい。だが「地球は動く」と口にするのも命がけだったガリレオに、もう一つ勲章が加わるかもしれない。 海王星是在十九世纪中叶发现的。它的发现并非出于偶然,是通过计算预测到它的存在的,所以被赞、赞誉为“天体力学的胜利”。当然,即便猜测成立,也丝毫不会贬低其价值。不过,或许就要给强调“地球确实在动”以生命捍卫科学的伽利略再加上一枚勋章了。 〈あはれしづかな東洋の春ガリレオの望遠鏡にはなびらながれ〉永井陽子。きのうの紙面はオリオン座にある1等星ベテルギウスの大爆発の予兆を伝えていた。巨大な星の死である。星とても歳々年々同じではない。万物の定まりなきを夜の空に思う。 “东洋哀婉幽静的春天,伽利略望远镜中的花雨”永井阳子。昨天的报纸上,报道了猎户座中的一等星参宿四出现了发生大爆炸的前兆。大爆炸就是巨大星体的死亡。可见即便是星星也并非岁岁年年永恒不变。遥望夜空,不禁令人想到了万物之无常。 相关链接: 一.式子内親王(しょくし/しきし(のりこ)ないしんのう、久安5年(1149年) - 建仁元年1月25日(1201年3月1日))は、平安時代末期の皇族。後白河天皇の第3皇女、母は藤原成子(藤原季成の女)で、守覚法親王・亮子内親王(殷富門院)・高倉宮以仁王は同母兄弟。高倉天皇は異母弟にあたる。賀茂斎院として萱斎院・大炊御門斎院などと号された。法号承如法。歌人として新三十六歌仙の1人に数えられている。——フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 二.参宿四为参宿第四星,西名Betelgeuse,又名猎户座α星(α Orionis),是一颗处于猎户座的红超巨星。它是夜空中除太阳外第十二亮的恒星。在冬季夜空中,它与大犬座的天狼星、小犬座的南河三组成冬季大三角。虽然它是猎户座的α星,但实际猎户座β星(参宿七)比它还要亮。 在天文学上,参宿四是很有趣的。它是最初几个利用到天体干涉仪测量出直径的恒星之一。天文学家发现它的直径是不定的,由最小的290,000,000公里到最大的480,000,000公里,比木星围绕太阳的公转轨道的直径还要大。 天文学家预计参宿四最终会以II型超新星爆发来结束它的生命,或是其质量只足够变成一颗白矮星。但各方对它还有多长寿命并没有一致的意见:有些人认为它的直径不停变化代表着参宿四正在融合它的碳原子,而会在数千年之内变成超新星;不同意这观点的人则认为它可以生存更久。 如果真的发生超新星爆发,其光度将增至原来的1万倍以上,约为弦月的光度,也有一些预测指,最大光度甚至可与满月一样亮(负12.5等)。超新星的光将持续数月,在日间也能看见,然后将会逐渐转暗,在肉眼的夜空中消失,猎户的手臂将消失,在数个世纪之后,将会演变成星云。但是,如果这颗中子星的自转轴是朝向地球,那便较为麻烦了,它释出的高能伽玛射线及宇宙粒子将如雨般直达地球,并将削弱臭氧层,在多处天空均会出现极光。——《维基百科》 三.永井 陽子(ながい ようこ、1951年4月11日 - 2000年1月26日)は日本の歌人。歌集に『樟の木のうた』、『ふしぎな楽器』、『モーツァルトの電話帳』、『小さなヴァイオリンが欲しくて』など。音楽関連の作品が特徴的。 愛知県瀬戸市城屋敷町に生まれ、1967年に愛知県立瀬戸高等学校入学。その頃より古典に強く心を惹かれ、作歌を開始。当時の学習雑誌の詩や歌の欄へ投稿。1969年には短歌結社「短歌人」へ入会して現代短歌を作り続ける。1970年に愛知県立女子短期大学国文科入学。学内文芸同好会誌「轍」に参加。1971年、『太陽の朝餉』で角川短歌賞候補。1972年1月、短歌人新人賞受賞。同年3月短大卒業後、1974年4月より愛知県立芸術大学音楽学部勤務。1975年10月東洋大学国文学科に編入学し司書資格取得。 1978年に『なよたけ拾遺』(短歌人会刊)で第4回現代歌人集会賞受賞。1980年9月に大学卒業後、11月に短歌人賞受賞。翌年4月より愛知県立図書館勤務。短歌人編集委員、現代歌人協会会員となった。 1989年4月から2年間愛知県立女子短期大学非常勤講師。1994年4月から愛知芸術文化センター勤務。翌年3月退職。同年4月より愛知文教女子短期大学助教授。7月に『てまり唄』(砂子屋書房)を刊行し、翌年第6回河野愛子賞受賞。1999年2月から40日間肝炎により入院し、10月から休職。2000年1月26日に死去。享年48。——フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |