100123冤案复审
パスカルの言に〈時は苦しみや争いを癒やす。それは人が変わるからである〉がある。しかし、歳月が苦しみや争いを際立たせることもある。20年近い時は、2人の男性に苦い再会をもたらした。
帕斯卡有言:“时间能平复痛苦和纷争。这是因为人是会变的”。然而,岁月有时也会彰显痛苦和纷争。最近,近20年的时间,给了2个男人一次痛苦的重逢。
「足利事件」の再審公判で、ぬれぎぬを着せられた菅家利和さん(63)を取り調べた元検事、森川大司さん(62)が証人として出廷した。謝罪を求める菅家さんに「深刻に受け止めています」を繰り返す。すげない応答は、検察組織が「取り調べに問題なし」としているためだろう。
在“足利事件”公开复审之时(译注:昨天(22日)在宇都宫地方法院,举行了复审的第五次公审。),当年审讯蒙冤的菅家利和(63岁)的原检察官森川大司(62岁)作为证人出庭了。面对要求谢罪的菅家,他只是翻来覆去说:“深刻理解”。他之所以作出如此冷淡的回答,估计是为了表明监察机构“审讯无误”吧。
調べの録音テープも流された。両者の立場は今と逆である。無実を訴え始めた菅家さん。検事はDNA鑑定の結果を突きつけ、たたみかける。「どうなんだい。ずるいんじゃないか、君」「なんで僕の目を見て言わないの、そういうこと」。
审讯时的录音也在该法庭上播放了。不过,当时两人的地位与现在正相反。面对开始申诉自己无罪的菅家,检察官抛出了DNA鉴定结果,步步紧逼。“怎么样?还想耍滑头吗?”、“那些话为什么不敢看着我的眼睛说?”
返答を促す検事がたまに発する「うん?」「ん?」が効いている。口調は穏やかでも、力関係に天と地の違いがある。短いが鋭い矢は菅家さんの心を刺し、口をこじ開けた。「ごめんなさい。勘弁してくださいよお」。
追问时检察官偶尔发出的“嗯?”、“哼?”等语气词也起了一定的效果。尽管语调还算平稳,但两人在力量对比上却有着天壤之别。短小却极锋利的箭扎入菅家的心,也撬开了他的嘴。“对不起。请原谅我吧”。
涙ながらに絞り出したのだろう。身に覚えなき殺人を何度も「自白」させられる悔しさはいかばかりか。否認から「再自白」に至るやりとりが当時の法廷で明らかにされていたら、と思わずにはいられない。
这些话语估计是在潸然泪下的同时勉强挤出来了的吧。被迫一再“招供”根本没干过的杀人罪行,其屈辱之深可想而知。同时,也不由地令人设想:如果在当时的法庭上将从翻供到“再次供认”之间的审讯过程公布于众,结果又会如何?
調書には、長い沈黙も「ん?」も嗚咽(おえつ)も残らない。調べの様子がそのまま記録されていれば、「自白の舞台裏」が見えてくる。菅家さんの冤罪から、教訓や反省以上のものを残したい。残さないと、鉄格子の中に消えた17年半が本当の無駄になる。
在审讯记录上是不会留有长时间沉默、“哼?”以及梗咽的痕迹的。如果如实记录下了审讯时的完整情形,那么“招供的内幕”也就清晰可见了。通过菅家冤案,希望司法机构能留下一些比教训或反省更深刻的东西。否则,菅家在铁窗下失去的17年就真的白搭了。
相关链接:
一 日本“足利事件”重新开庭审理
2009年11月25日18:27 日中世纪
http://bj.house.sina.com.cn/overseas/japan/index.htm
1990年,在栃木县足利市发生的4名女童被杀害的“足利事件”犯罪嫌疑人菅家利和在被判无期徒刑后于今年6月份被释放。11月24日宇宫都地方法院重新开庭审理了这个案件。重新鉴定残留在女童下体的体液和菅家的DNA的大阪大学教授作为证人出席了审理。
对于法官的提问,铃木教授陈述说二人的DNA不一致。在交出鉴定书之前与律师推荐的筑波大学教授本田克也取得了联系,他说“即使鉴定同一个地方的DNA,两个人也会鉴定出不一样的类型。”
此后,辩方律师将当时的警察厅科学警察研究所(科警研)在鉴别中使用的DNA录像播放后,铃木教授陈述“不是很清楚。当被问及说是不是很难判断的时候,铃木教授回答说是。当问到是说是不应该用科警严的鉴别方法的时候,铃木教授说不知道。另外,铃木教授还指出,并不是世界上的所有地方都是用科警严的鉴别方法的。
在重新审理中,铃木教授和本田教授利用最新的鉴定方法进行了再一次鉴定。结果显示残留在女童下体的体液中的DNA和菅家的DNA不一致。从当天下午开始作为证人被询问的本田教授将实施第二次鉴定。他指出科警严的鉴定方法并不成熟“不得不令人产生疑问。”对此,辩方反驳了判定有罪的当时的DNA鉴定的证据能力本身。((JCL@jna/译 JCL@della/校)
二 足利事件再審、菅家さん取り調べテープ再生
栃木県足利市で90年、4歳の女児が殺害された「足利事件」で無期懲役の判決を受け、昨年6月に釈放された菅家利和さん(63)の再審第5回公判が22日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)で開かれ、菅家さんが足利事件を否認した翌日、検事の取り調べに再び自白する様子を録音したテープが再生された。菅家さんを取り調べた当時の宇都宮地検検事、森川大司氏の証人尋問も行われた。