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『天声人语』2010年0124高考祈愿
时间:2010-03-05 17:48:52  来源:咖啡日语原创  作者:华南虎

本帖最后由 华南虎 于 2010-1-25 08:31 编辑

100124高考祈愿

「標札泥棒」という随筆が作家の立原正秋にある。門柱にかけていたのを受験の季節に盗まれた。しばらくたった朝、新聞を取りに行くと元の所に戻されていて、「おかげさまで合格しました」と書いた紙がポストに入っていたそうだ。

作家立原正秋写过一篇题为《门牌窃贼》(译注:日本的门牌上写着住户的姓,有的甚至连家庭成员的姓名全都写上去。)的随笔。说是在高考季节里挂在门柱上的门牌被人偷走了。过了几天,早晨去取报纸时看到门牌又回到了老地方,信箱里还放了一张纸,上面写道:“托您的福,我考取了”。


昭和40年代の随筆だが、その昔、表(標)札を盗んで合格を願うまじないがあった。通や透など「とおる」と読む名の表札は要注意だったようだ。いまなら稚気ではすまされまいが、受験生の切実は昔も今も変わらない。

那篇随笔写于昭和40年代,可见在当时有这种偷了人家的门牌来保佑自己考试通过的迷信做法。据说写有“通”或“透”等能读作“とおる(译注:通过的意思。)”的字样的门牌要特别当心。这事要是放在现在恐怕就不会仅仅当作小孩子的把戏来看待了,然而,考生的殷切愿望却依然如故。

今年もシーズンが到来して、様々な願掛けがにぎわいを見せる。東京の湯島天神を訪ねると祈願の絵馬が鈴なりだ。その数は約5万。「今年こそ受かりますよう 母」は浪人生の母堂だろう。教え子への御利益(ごりやく)を願う先生の絵馬も多い。

今年,考试季节也如期而至,各式各样的祈愿早已热闹登场。我去东京的汤岛天神(译注:汤岛天满宫的俗称。)看了一下,发现那里祈愿绘马(译注:写上心愿的木板,见下图。)已经拴得层层叠叠了。大概有5万多块吧。“今年一定考上  母”——大概是浪人学生(译注:高中毕业后没考上大学,补习后准备再考的学生。)的母亲献上的吧。也有不少是老师献上的,他们祈愿自己的学生能得到神佛的保佑。

隅田川を渡った回向院(えこういん)には、あの鼠(ねずみ)小僧次郎吉の墓がある。どんな屋敷へもするりと入った伝にあやかろうと参拝が絶えない。石粉を持ち帰ってお守りにする習わしで、墓前の「お前立ち」と呼ばれる石はすっかりちびている。

隅田川对岸的回向院中,有鼠小僧次郎吉(译注:江户时代劫富济贫的侠盗)的墓。在传说中,无论防备得如何严密的豪门大户他都能轻松进入,为了能有像他一样的“通过”本领而前来参拜的人络绎不绝。墓前有一块被称作“御前立”石头,据说将此石的石粉带回去就能保佑自己,现在这块石头已是伤痕累累了。

厳しい景気に締めつけられて、今年の大学受験は「安・近・少」なのだという。授業料の安い国公立。自宅から通える近場で、出願(しゅつがん)は少なく。加えてインフルエンザの心配も抜けきらない。

受经济不景气的影响,据说今年的高考有偏向于“廉、近、少”的倾向。即:学费低廉的国立、公立大学;离家近的大学;报名人数少的大学。再加上挥之不去的流感忧虑。


木から落ちないコアラのふん、蒸気機関車の滑り止めの砂、「勝どき駅」の合格祈願切符……。いつもの八百万(やおよろず)ぶりだが今年の願掛けはいっそう切実かもしれない。〈ポップコーンはじけ合格通知来る〉山崎(崎はやまへんに立つ崎)千枝子。わが30余年前を懐かしみながら、春遠(はるとお)からじとエールを送る。

不会从树上掉下来的考拉粪、蒸汽机车的防滑沙、胜鬨站(译注:位于东京都中央区的一个电车站。)合格祈愿车票……。寄托的对象总是那样五花八门林林总总,但今年的祈愿或许更为殷切。“玉米花爆开合格通知来”(山崎千枝子)。在怀念30多年前的情景的同时,我愿给众多考生们加油:“春天已不再遥远了”。


相关链接:
一 汤岛天满宫
汤岛天满宫位于东京都文京区汤岛,相传建于458年。之后,菅原道真从京都谪贬至此,在郁郁寡欢中了此一生。为纪念菅原道真,1355年开始祭祀他的灵位。在17世纪以东京为中心的武家政权诞生之后,此处得到了很好的保护。菅原道真精于学问与书法,因此作为学问之神深受信仰,前来参拜的学者文人络绎不绝。至今人们仍然相信,参拜菅原道真可以金榜题名,因此处处可见前来祈求考试合格的考生的身影。
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东京都文京区汤岛3-30-1


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