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『天声人语』2010年0125受难者的待遇
时间:2010-03-14 20:02:09  来源:咖啡日语原创  作者:华南虎

100125受难者的待遇

江戸の昔に「投げ込み寺」と呼ばれる寺があった。たとえば遊女が死んでも手厚く葬られることは少なく、菰(こも)に巻くなどして寺に捨てられた。遊里に近い寺は遺棄が多い。だれ言うとなく「投げ込み寺」と呼ばれるようになったそうだ。

  在从前的江户时代,有的寺庙被称作“抛尸寺”。譬如说,妓女死后是很少得到厚葬的,往往是用草席一裹往寺庙里一扔。因此,靠近花街柳巷的寺庙里遗尸较多。也没有谁特别提出,那些寺庙自然而然地就被人叫做“抛尸寺”了。


その一つ、東京の下町の浄閑寺には、安政江戸地震のとき、犠牲になった多くの人たちが投げ込まれた。ご住職によれば、大きな穴を掘って無縁の亡きがらを葬ったそうだ。境内の供養塔が往時の悲話を今に伝えている。

东京下町的净闲寺就是其中之一,在安政江户大地震(译注:安政为日本江户时代的年号,1854-1860,在此期间曾发生过多起地震。江户大地震发生在安政2年10月2日,6.9级,有四千多人死亡。)时,就有很多受难者的尸体被遗弃在该庙里。据庙里的主持说,当时挖了一个大坑将这些无人祭奠的尸体埋葬了。庙里的供养塔至今仍诉说着那些悲惨的往事。

そんな哀史も思い起こさせる、中米ハイチの大地震の惨状である。現地に入った本紙記者の報告に胸が痛む。壊滅状態の首都近くでは、おびただしい遺体が溝に投げ込まれ、埋められているという。

令我回想起这些悲惨往事的,是中美国家海地大地震所呈现的惨状。本报前方记者的报告令人心痛不已。据说在已被摧毁了的首都附近,大量的尸体被抛入沟中草草掩埋了。


年格好も性別も記録されず、ひたすら「処理」されているそうだ。やむを得ぬとはいえ「一人一人の死」はかき消されていく。そして、辛うじて生き残った者は「最悪の人道危機」(国連)のただ中にある。親を亡くした子らには人身売買の魔手も伸びている。

年龄、性别全不都作记录,只顾一个劲儿地“处理”了完事儿。虽说是出于迫不得已,可这样的话“个体的死亡”就被一笔勾销了。而那些好不容易才活来的人则正处于“最糟糕的人道危机”(联合国语)之中。贩卖人口的魔爪也伸向了那些失去了双亲的孩子们。

自然に厚薄はない、と言う。恵みも災いも、自然は人を分けへだてしないという意味だ。だが、自然は公平でも人の側に格差がある。最貧国を襲った地震は、豊かな国とは異なる残忍さで、生者を、死者をさいなんでいる。

有所谓“自然无厚薄”的说法。意思是:恩惠也好灾难也罢,大自然并不因人而异。然而,大自然尽管一视同仁,可人类社会却是存在差别的。现在,袭击最贫穷国家的地震就以其有别于袭击富国时的残忍折磨着生者和死者。

阪神大震災の直後、被害の大きかった神戸市長田区で小学生の作文集が編まれた。それは「かみさまのいじわる」と題された。熱心なカトリック信者の多いハイチの人たちも天を恨んでいようか。神ならぬ人間同士の、いっそう手厚い支援が必要だ。

在阪神大地震发生后不久,受害较大的神户市长田区编撰了小学生的作文集。作文的题目被定为《上帝干的坏事》。虔诚的基督教徒众多的海底人是否也会怨恨上帝呢?不管怎样,同为凡人的更为有力的支援是必不可少的。


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