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『天声人语』2010年0129秋叶原杀人犯
时间:2010-03-14 20:09:37  来源:咖啡日语原创  作者:华南虎

100129秋叶原杀人犯

「何でも時代のせいにしてりゃあ、そりゃあ楽だわな」。文化人としても知られた紀伊国屋書店の創業者田辺茂一(もいち)が、かつて語っていたと、先ごろの週刊朝日で読んだ。「時代」を「他人」あるいは「世の中」にしても、その意味はほぼ変わらない。

  “把什么事儿都往‘时代’身上一推,那当然轻松了”。在最近的《周刊朝日》上,我读到了以文化人著称的纪伊国屋书店创始人田边茂一以前讲过的这句话。其实,将其中的“时代”换成“别人”或“社会”,意思也差不多。

何でも自分以外の「せい」にしたがる甘えと未熟が、凝縮し、暴走したのがこの事件だっただろうか。東京の秋葉原で一昨年6月、無差別に17人を殺傷した加藤智大(ともひろ)被告(27)が初公判の法廷に立った。

  将任何过错都一推了事,下面所讲的案件,可谓是这种天真、幼稚的浓缩和大爆发了吧。说的是,前年六月在东京秋叶原滥杀行人,造成死伤17人的加藤智大被告(27岁),站到了初次公审的法庭上。

遺族のいる傍聴席に深々と頭を下げたそうだ。犯行を認め、「申し訳ございませんでした」とわびた。償いとして事件を起こしたいきさつを説明するとも述べた。だが今後の裁判で「時代のせい」「他人のせい」を言い募るなら、むなしいばかりだ。

  听说他面对有遗族在座的旁听席深深地垂下了脑袋。他认了罪,并道歉道:“实在是对不起了”。并称作为赎罪要说明一下案发的经过。但是,如果今后在法庭上再一个劲儿地说什么“时代之错”、“他人之过”,那么他以上的悔悟也就徒有其表了。


どんな事件にも背景はある。この凶行は時代の閉塞感(へいそくかん)を表す「記号」のようにも語られる。しかし、悲しみの深い遺族がせめて知りたいのは、一般論と「身内の死」をつなぐ被告の心身の軌跡だろう。その上でしか謝罪は成り立つまい。

  任何案件都有其背景的。这一次凶杀行为,也被阐述为体现了时代闭塞感的“符号”。然而,陷于深深的悲痛之中的遗族想知道的,至少是这种泛泛而论导致“亲人亡故”的被告的身心轨迹吧。只有在此基础上,谢罪才能得以成立。

警察庁によれば、全国で去年に起きた殺人事件は戦後最少になった。皮肉なことに、ネット社会で人間関係が希薄化したのが一因という可能性があるそうだ。特定の相手への動機が生まれにくい。そうなったで今度は、「誰でもよかった」が目立っている。

  根据警察厅的统计,去年全国所发生的杀人事件是战后最少的。而具有讽刺意义的是,据说网络社会的发达导致人与人之间关系的淡化可能正是其原因之一。理由是:难以对某一特定的对象产生动机。这样,本次的“杀谁都一样”的案件就越发引人瞩目了。

被告は世を恨んでネットへ逃げ、そこでも孤立した。「一線」を越えた軌跡は、一線を越えさせない知恵につながるだろう。再び誰かに繰り返させないことが、犠牲者へのせめてもの供養になる。

  被告因怨恨现实社会而逃避到网络社会,但在那里他也同样茕茕孑立形影相吊。因此,了解他产生极端行为的身心轨迹,就可能获得防止极端行为的智慧。而不使其他人走火入魔,也算是对牺牲者的祭奠吧。




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秋叶原杀人事件(东京警方依案发地点称之为“外神田一丁目先路上における无差别杀人事件”)是日本在当地时间2008年6月8日下午12时30分(UTC 03时30分)于东京都千代田区秋叶原所发生的随意杀人事件,犯人为25岁的男性加藤智大 ,事件共造成7死10伤,是日本30年来死者最多的同类罪案,也是历来出动最多急救队伍的事件。
http://www.hudong.com/wiki/%E7%A ... A%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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