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『天声人语』2010年0130麦田里的守望者走了
时间:2010-03-14 20:12:06  来源:咖啡日语原创  作者:华南虎

100130麦田里的守望者走了

「十八歳。紺サージの制服を脱ぎ捨てて、ジーンズとバスケットシューズが新たなる制服になったあの頃。サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』が愛読書だった季節……」。かつて小紙に寄せた、落合恵子さんのエッセーの一節である。青春の逃げ足はいつも速い。

  “十八岁,扔掉学校里的藏青色哔叽制服,将牛仔服和篮球鞋当作新制服的年龄,正是沉湎于塞林格的《麦田里的守望者》(译注:英文标题为《The Catcher in the Rye》)的季节……”。这是以前落合惠子女士(译注:1945年1月15日——  ,作家,原文化放送播音员)投给本报的散文中的一段。思之令人唏嘘:青春消逝的脚步总是那么疾速无情。

だが「永遠の青春」もある。その若者像を小説に刻んだ作家、J・D・サリンジャー氏の訃報(ふほう)が米国から届いた。享年91。1951年の『ライ麦畑』は、世界で最も読まれた青春の一冊に数えられよう。大人への嫌悪や孤独を描いて、それは狂おしく激しい。

  然而,“永远的青春”也是有的。作家J•D•塞林格就在小说中就塑造了这样一个少年形象。最近,从美国传来了他与世长辞的讣告,享年91岁。他在1951年出版的《麦田里的守望者》,可说是在世界范围内读者最多的青春小说了吧。书中描写了年轻人对大人们的厌恶和自身的孤独,极为疯狂、激越。

決定的な一作を残してあとは終生沈黙するという、伝説めいた作家がまれにいる。たとえば『風と共に去りぬ』のマーガレット・ミッチェルがそうだ。サリンジャー氏も似たところがあった。寡作で知られ、名声に包まれる中で筆を折った。

  留下一部决定性的作品后终身默默无闻,如此传奇般的作家也并非没有。例如,《飘》的作者玛格丽特•米切尔就是这么一位。塞林格也与此颇为相似。他以少产著称,而在一片盛誉之中辍笔仙逝。

北辺の田舎に引きこもり、高い塀をめぐらして昼もカーテンを下ろした。有名を嫌うことでかえって有名になった。ゆえに詮索(せんさく)され、犬を飼っているかどうかでメディアが論争したこともあったという。

  他蛰居于北方的乡村,屋外围墙高筑,大白天也拉着窗帘。他讨厌出名,却反而更加出名。并因此备受外界揣测,据说为他有没有养狗,媒体还发生过争论。


『ライ麦』は内容もさることながら、野崎孝訳の日本語タイトルが光っていた。題にひかれて手にとった我が昔を思い出す。近年は原題の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』で村上春樹さんの訳本も出た。売り上げは双方で290万部にのぼっている

  该书的内容自不必说,野崎孝所翻译日语书名也是十分的亮丽(译注:该日语译本的书名是直译的,即“在黑麦田里抓住”)。记得我就是被此书名吸引才买了此书的。近年来又出了村上春树的译本,书名直接引用原名《キャッチャー・イン・ザ・ライ》(译注:是《The Catcher in the Rye》的片假名标音,不是翻译。发音为:卡契尔•印•扎•莱伊)。两个译本的销量都达到了290万本。

伝説に殉じるように作者は逝ったが、遺産は世界で読み継がれることだろう。青春は短い。だからこそ、稀有(けう)な青春文学の頭上には、「永遠」の枕詞(まくらことば)が色あせない。

  如同要最终完成传奇一般,作者离开了人世,而他的“遗产”仍将在全世界被人奉读吧。青春是短暂的。正因为如此,加在青春文学前面的形容词“永远”两字将永不褪色。

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