100202天价赝品
30年ほど前のこと。当時のパリのルーブル美術館別館に、ある画家が自作をこっそり持ち込んで「展示」し、2日後にバレて撤去されたことがある。この悪戯をめぐり当時の小欄が「美の殿堂で、感に堪えぬ面持ちでこの絵を鑑賞した人もいたわけだ」と少し意地悪く書いている。
大约在三十年前,有一位画家偷偷地将自己的作品带入当时的巴黎罗浮宫配楼进行了展览,两天后露出了马脚,他的大作也就被人“请”了出去。有关这一则恶作剧,本栏目在当时曾皮里阳秋地写道:“在那个美的殿堂里,确也有人在欣赏那幅画时露出了赞叹不已的神情”。
名画あまたのルーブルだが、ダビンチの「モナリザ」は至宝そのものだ。天才画家の威光は偽物にも及ぶらしい。先ごろニューヨークであった競売で、ダビンチの「婦人の肖像」の模写と鑑定された絵に約1億4千万円という値がついた。
罗浮宫里名画如云,而镇馆之宝则是达芬奇的《蒙娜丽莎》。这位天才画家的荣光甚至惠及了赝品。在日前的纽约拍卖会上,一幅被鉴定为达芬奇的《妇人肖像》的复制品,竟然拍出了一亿四千万日元的天价。
モナリザを彷彿(ほうふつ)させる女性の肖像で、流し目が印象深い。ルーブルには本物がある。ダビンチが2枚描いていたと言われ、1世紀近く真贋(しんがん)論争が続いていたが、最新の分析で2枚目は偽物と分かった。
画中的女性与蒙娜丽莎有些相像,而一对波光流转的眼睛叫人过目难忘。罗浮宫里就有这幅画的真迹。因为有达芬奇画过两幅的说法,因此有关这幅画的真伪已争论了近一个世纪,但最近的鉴定已经明确这第二幅是赝品了。
冒頭の悪戯について、当時の小欄の筆者は「ルーブルに展示されて撤去された唯一の絵として値を呼ぶかもしれぬ」と書いた。今回の偽物の高値には、真贋論争に敗れた話題性も一役買ったようだ。
关于开头提到的那个恶作剧,当时的本栏目作者写道:“这是唯一一幅在罗浮宫展出后又被‘请’出去画作,说不定能因此卖个好价钱”。这次赝品拍出天价,好像也得益于它在真赝之争中败北所引起的热议。
模写や贋作はときに、深い物語を秘めている。井上靖の短編「ある偽作家の生涯」は、親友の天才に呑(の)み込まれて、その贋作づくりに堕していく画家の悲劇を描く。巨大な才に小才が打ちひしがれるさまは、小説ながら絵の厳しさを語って現実味がある。
仿造或作伪的背后有时也隐藏着深沉的故事。井上靖的短篇小说《一个冒名画家的生涯》就描写了一个被好友的天才所淹没,并沦落为制作其画作之赝品的画家的悲剧。尽管是小说,但它所讲述的在绘画世界中小才被大才所压垮的惨烈,是具有一定的真实性的。
「婦人の肖像」の模写は、18世紀半ば以前にダビンチの信奉者によって描かれたらしい。どんな物語が作者にあったのだろう。パンを得るためか修業のためか。流し目の美女のすまし顔に、こっそりと聞いてみたい。
十八世纪前期,达芬奇的一个崇拜者绘制了这幅《妇人肖像》的仿制品。那么,在这位作者身上又发生过怎样的故事呢?是为了得到面包,还是为了艺术修炼?面对着这张目露风情的俏脸,真想悄悄地问上一问。
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达芬奇画作复制品拍出153万美元高价
01.29 12:16
【共同社纽约1月28日电】美国苏富比拍卖行28日宣布,意大利文艺复兴巨匠达芬奇一幅女性肖像画的复制品日前在纽约的拍卖中以153.85万美元成交。该作品是否为达芬奇的真迹长期以来一直存在争议,但最终被鉴定为精巧的复制品。
尽管并非真迹,但其成交价格远远高出了预想中的30万~50万美元,再次证明了达芬奇在艺术品市场上的人气。
这幅画与卢浮宫收藏的达芬奇作品《妇人肖像》图案相同,有人认为它是达芬奇创作的两幅画中的一幅。苏富比拍卖行根据最新的科学分析判断出这是一幅仿制品。肖像画是与美国军人结婚的法国女性1920年从祖母那里得到的。此前因美国著名鉴定师主张这幅画是赝品,事情闹上法庭但最后不了了之。(完)