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『天声人语』2010年0203贵乃花当选
时间:2010-03-14 20:28:16  来源:咖啡日语原创  作者:华南虎

100203贵乃花当选

一門といい破門といい、相撲界の言葉は古めかしい。伝統を守るための古めかしさならいざ知らず、古いこと自体が伝統になっては時代からこぼれる。日本相撲協会の理事選挙を見ていて、昔ふうに「入れ札(ふだ)」と呼びたくなる気分にかられた。

什么“一门”(译注:一个门派。)啦、“破门”(译注:逐出山门的意思。)啦,相扑界的用语都是些陈年古董。且不管是否出于保护传统的目的,如果仅仅是陈旧本身成了传统,那是迟早要被时代所抛弃的。看到日本相扑协会的理事选举场面,我就禁不住想依古制称之为“入札”(译注:投票的意思)。


作家の菊池寛に「入れ札」という話がある。上州から信州へ落ちていく国定忠治の一党の話だ。誰もが忠治について行きたいが、大勢では目立ってしまう。やむなく3人に絞る投票をする。子分の葛藤(かっとう)を巧みに描いた好短編である。

作家菊池宽(译注:1888年12月26日-1948年3月6日,日本小说家、剧作家、记者,也是创办《文艺春秋》的企业家。)写过一则题为《入札》的故事。说的是国定忠治(译注:1810 -1851,江户时代后期的侠客。本名长冈忠次郎。)一伙从上州逃往信州时的事。人人都想跟忠治走,可是人多了又招人耳目。最后用投票方式将人数限制在三人。那可真是个精彩的短篇,其中对下人葛藤的刻画尤为出色。
小説ではあるが、その入れ札とて無記名で行われた。だが相撲協会の理事選では、立会人に票を見せるよう求める声が出たそうだ。退けられたが、その古さに驚く。そもそも3期連続で無投票だった。苔(こけ)むしたイメージが協会を包んでいる。

虽说那是在小说里,可人家的入札也是不记名的。而在相扑协会的理事选举时,据说竟有人提出向见证人公开选票。尽管该要求被驳回了,可陈腐到如此地步简直令人惊叹。说来也是,已经连续三期没有投票了么。整个协会早就给人一种发霉的感觉了。

劣勢とされた貴乃花親方の当選は「奇跡が起きた」のだという。「誰の一票」まで勘定できた村社会だが、「一門栄えて相撲廃(すた)る」では本末転倒になってしまう。危機感から流れた票もあったように聞く。

并不被人看好的贵乃花亲方(译注:亲方是师傅,老大的意思,也是相扑界的陈旧用语之一)的当选,据说是“发生了奇迹”。相扑界可是个能够排出“谁投的那一票”的“乡村社会”,然而,如果是“一门荣耀相扑衰”的话可就本末倒置了。可见,出于危机感而投来的票也是有的。


古い角界には謀反と映るかもしれない。だが「謀叛(むほん)人となるを恐れてはならぬ。新しいものは常に謀叛である」という徳冨蘆花の言葉もある。新しいものを期待していいのか、親方自身の言葉をもっと聞きたいものだ。

贵乃花的当选在古老的相扑界里或许会被看作一种造反。然而,德富芦花(译注:1868-1927,日本近代著名社会派小说家)有言:“不要害怕做一名造反者。新生事物总是在造反”。我们能够期待新生事物的出现吗?希望听到更多亲方自己的声音。

鯨に呑(の)まれたのに気づかず安穏(あんのん)と泳ぐ小魚のたとえがある。巨漢ぞろいの角界だが、これまでの危機への鈍感はその小魚を思わせた。朝青龍の件もあってファンの目はいよいよ厳しい。新風を呼ぶ志のある謀反人が、本当ならもう2、3人は欲しい。

有这么个比喻:已被鲸鱼吞入口中却仍在优哉游哉的小鱼。尽管相扑界里都是些彪形大汉,可他们对于已有危机的迟钝却叫人联想到那些小鱼。更何况发生了朝青龙(译注:1980年9月27日-  ,蒙古人,22岁时成为职业相扑最高级别的横纲。)事件后,粉丝们的目光越来越挑剔了。所以,有呼唤新风之志的造反者,若能再多那么二三个就好了。

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