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『天声人语』2010年0223可怕的小鱼
时间:2010-03-14 21:15:56  来源:咖啡日语原创  作者:华南虎

100223可怕的小鱼

  〈江戸の敵(かたき)を長崎で討つ〉の例えは、本来は「長崎が討つ」だという説がある。江戸での見せ物興行で大阪の竹細工が大評判を呼び、地元勢は面目をつぶされる。ところが長崎からのガラス細工がさらなる人気を博し、江戸の職人たちも留飲を下げた、との由来である。

“江户之仇在长崎报”这个比喻,也有本为“由长崎来报”的说法。说的是,在江户的庙会上来自大阪的竹制工艺品大受好评,让本地的手艺人很没面子。然而来自长崎的玻璃工艺品更受欢迎,这下让江户的手艺人痛快了许多——这就是其由来。

外国に開かれた長崎は先取の地でもあった。「長崎で討つ」となるとその意味は消え、意外な場所や筋違いのことで恨みを晴らす例えとなる。だが、これは筋違いどころか当然の報いではないか。与党が敵を討たれた長崎知事選だ。

对外开放的长崎还是个得占先机地方。如果是“在长崎报”的话就显不出这一层含义,成了在出人意料之外的地方莫名其妙地报仇雪恨的比喻了。那么,这件事算是莫名其妙的呢?还是情理之中的呢?——在长崎的知事选举中,执政党遭到了复仇。

すべての国会議員を民主党が占める長崎。自民党系の圧勝は、現政権への不満でなくて何だろう。ガラス細工の新しさが江戸っ子を驚かせたように、参院選に先がけて風が変わったと、民主党は肝に銘じるべきだ。

在长崎,民主党占据了所有的国会议员的名额。所以说自民党的这次压倒性的胜利,不是对现政权的不满又是什么呢?面对发生在参议员选举之前的这种风向转变,民主党应该像被玻璃工艺品的新颖所震惊的江户儿那样,将其铭记在心。


本紙調査の内閣支持率は4割を切った。「政治とカネ」の当事者が十分な説明を怠ったままなのに、党内から批判が聞こえてこない不思議に、無党派層の離反は加速する。改革を見守りたい層の我慢も限界に近い。むろん、審議拒否に出るようでは自民党の支持率も上向くまい。

据本报调查,内阁的支持率已经跌破了40%。“政治和金钱”的当事人迟迟不作充分的说明,奇怪的是,人们也没听到来自党内的批判声,这一切都加速了无党派人士的背离。而关注改革的人们的耐性也已临近极限。当然,如果自民党不出席会议,其支持率也同样不会上升。


冒頭の「長崎が」説を付した小学館の「ことわざ大辞典」に、〈長崎の怖い雑魚〉という古語があった。遠隔地の不案内と、イワシなどの「小合(こあい)雑魚」をかけた言い回しで、何ともいえぬ恐ろしいことの意味だという。

附有文章开头提到的“由长崎来报”一说的小学馆《谚语大辞典》中,载有“长崎的可怕的小鱼”这样一句古语。因为长崎地处偏远不为人了解,像沙丁鱼那样的“小合(译注:在日语中“小合”的发音与表示可怕意思单词的发音相近。意为咸鱼。)小鱼”就被人说成了“可怕的小鱼”,意思是难以形容的恐怖。


自民はイヤ、民主もダメの政治不信。そのうち選挙も納税もばからしくなって、日本社会から活力がますます失われていく。そんな展開こそ、いま一番の「怖い雑魚」である。

自民党讨厌 ,民主党不行,人们已经对政治失去了信心。不久,人们就会觉得选举和纳税都是些莫名其妙的愚蠢行为,日本社会将越发地丧失活力。这样的趋势才是最最“可怕的小鱼”。



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