『天声人语』2010年0314拯救银杏古树
时间:2010-03-16 18:37:20 来源:咖啡日语原创 作者:华南虎
00314拯救银杏古树 名高い『昆虫記』ほど知られてはいないが、ファーブルには『植物記』もある。老木を愛したらしく、木の年齢について述べた一章は、星霜を経た樹木への畏敬(いけい)にあふれている。 虽不如《昆虫记》那么有名,其实法布尔还写过一本《植物记》。他非常热爱古树,书中有关树龄的一章,就充满了对历经沧桑的树木的敬畏之情。 樹齢900年というカシの木を仰いでは、「人間の賛美を受け、雷に打たれながら、悠然と歳月の流れを見守っている」(日高敏隆・林瑞枝訳)といった具合だ。そうした威厳が、鎌倉の鶴岡八幡宮の銀杏(いちょう)にもあった。歴史に彩られた巨木が、春の嵐に突然倒れて人々を驚かせた。 仰望着900年树龄的橡树,他写道:“在接受着人类的赞美,遭受着雷电打击的同时,它悠然见证着岁月的流逝” (日高敏隆・林瑞枝译)。镰仓鹤岗八幡宫的银杏也同样具有这样的威严。这棵在历史装点下的巨树却倒在了春天的狂风暴雨之中,使人们倍感震惊。 樹齢は800年から千年とされる。鎌倉幕府の悲運の将軍、源実朝を手にかけた暗殺者が隠れていたとの伝説も残る。根こそぎ倒れ、再生は難しいと見られたが、試みられることになった。根元から3、4メートルで胴切りにして植え直すそうだ。 那颗树的树龄大约在800至1000年之间。据说刺杀镰仓幕府的悲剧将军源实朝的刺客当时就是躲在这棵树的背后的。如今,大树连根拔起一般地倒下了,估计很难救活,但有关方面还是决定要尝试一下。要在离根部三四米处拦腰锯断后重新种下。 老木といえば、日本三大桜のひとつ岐阜の淡墨桜(うすずみざくら)をかつて取材したことがある。樹齢1500年ともいう桜は枯死の危機を乗り越えた。戦後まもなく、「3年はもつまい」と言われた古木に、盆栽の名人だった一人の医師が回生の「手術」を施した。 说到古树,我曾针对日本三大名樱之一的岐阜淡墨樱作过采访。那棵树龄高达1500年的樱树倒是安然渡过了枯死的危机。那是在战后不久,一位做医生的盆景专家对这棵人称“活不了三年”的古树实施了“手术”。 根を楔(くさび)形に切り、切り口に卵白を塗り込んだ。そこへ別の若木の根を接ぎ、縄で固定する。ひと月かけて約240本の根を接いだ。老木は新たな命を吸い上げてよみがえり、翌年満開の花を咲かせた。 他在树根处开了一个楔形切口,并在切口处涂上蛋白。再把别的小树的根接上去,用绳子固定。花了一个月的时间接了大约240根树根。古树吸取了新的生命而起死回生,第二年就鲜花开满枝头了。 銀杏の状態は厳しいが、手厚い看護が奇跡を生むかも知れない。残った根から出るひこばえ(若芽)も期待できるという。地中というより、遠い過去の時間へ根を届かせている木だった。再び歴史を語ってくれる日が、いつか来ればいい。 那棵银杏树的状态尽管严重,但在精心呵护下说不定也能出现奇迹。据说有望在剩下的根部处发出新芽。这颗树的根与其说扎在土里,倒不如说扎在了遥远的时光里。如果有朝一日它能再次向我们讲述历史,那就太令人欣慰了。 |