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『天声人语』2010年0318金枪鱼问题
时间:2010-03-18 20:16:06  来源:咖啡日语原创  作者:华南虎

100318金枪鱼问题

  まず、場所がよろしくない。中東のカタールといえば、日本サッカー史の語り草「ドーハの悲劇」の舞台である。同名の痛恨が、今度は水産史に刻まれるかもしれない。

首先,那个地点就不太吉利——中东的卡塔尔,这个曾经上演了在日本足球史上留下了“多哈悲剧”之话柄的舞台。而这次或将在水产史上留下同名遗恨了。

大西洋クロマグロをワシントン条約で保護する動きが、ドーハでの締約国会議で山場を迎えた。絶滅の恐れが認められれば、輸出入が禁じられる。当たり前に市場に出ていた魚が、いきなりパンダやジュゴンの仲間入りだ。「最後の手段」が出番を間違えた風でもある。

运用《华盛顿条约》保护大西洋黑鳍金枪鱼的活动,在多哈举行的缔约国会议上将迎来关键的一刻。如果被认定为濒危物种,则进出口将被禁止。这样的话本来理所当然地出现在鱼市场上的鱼一下子就挤进了熊猫、儒艮的行列了。不过也有人认为这种“杀手锏”使得不是时候。

批判の的は、天然の幼魚を一網打尽にし、いけすで育てる蓄養だ。脂が乗りやすい蓄養マグロは大半が日本向け。国内には在庫が十分あり、同種はわが太平洋にもいるが、いずれ品薄と高騰が心配される。卵からの完全養殖が穴を埋めるのはまだ先だろう。

众矢之的在于将天然幼鱼一网打尽后放入鱼笼饲养的行径。易于长膘的饲养金枪鱼大多出口到日本。尽管国内库存充足,同种金枪鱼在咱们太平洋这边也有,但人们还是担心迟早会供不应求并引起价格暴涨。而用从鱼卵开始的完全养殖来填补缺口的计划大概八字还没有一撇呢。

ビジネスと天然資源の間合いは難しい。目先のもうけに皆が突進すれば、枯渇という仕返しに遭う。トロより赤身が好きなへそ曲がりとしては、高速で回遊する天然物を細く長く楽しみたい。

商业行为与天然资源相对峙的间距是很难把握的。只看到眼前利益而猛打猛冲的话,终将遭受资源枯竭的报复。其实,只有那些不好肥膘好瘦肉怪癖们,才希望长久享受飞速回游的天然金枪鱼(译注:在日本,用金枪鱼腹部脂肪集中的肉所做的生鱼片最受欢迎,所以说喜好瘦肉的是怪癖)。

すし職人の小野二郎さん(84)が、『すきやばし次郎 旬を握る』(文春文庫)で、マグロの「甘酸っぱい香り」「押しつけがましくない甘みと渋み」の由来を語っている。「大海原を泳ぎ回る巨大な赤身魚の血がもたらす香り、そして味なんですね」と。

寿司师傅小野二郎(84岁)在《数寄屋桥次郎 捏好时鲜》(文春文库)一书中,解释了金枪鱼“酸甜的香味”、“自然柔和的甜、涩”的由来。“这是在辽阔的大海中来回游弋的巨大躯体中的血液所形成的香气和美味”。


口からエラに抜ける海水で呼吸するため、マグロは泳ぎ続けないと死ぬ。巨体が命がけで蓄えた自然の恵みを、ありがたく、節度を持って味わうのが人の道かと思う。ワ条約による「別件逮捕」の当否はさておき、漁を控える勇断はあってもいい。

由于金枪鱼是通过将海水吸入口中后再将其从鳃部排出来而实现呼吸的,所以如果它不持续游动就会死亡。我们只有有节制地享用它那巨大的身躯冒着生命危险才聚集下的自然恩惠,才符合为人之道。暂不论依据《华盛顿条约》而采取“另案逮捕”是否妥当,断然抑制捕杀似也未尝不可。

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