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天声人语 20110215 菅首相的“小人书”
时间:2011-02-15 16:03:47  来源:  作者:reiuka2

菅首相的“小人书”
2011年2月15日(火)付
 作家の向田邦子さんは、良寛さまと聞くと「どうも胡散(うさん)くさい、二重人格のようなもの」を感じたそうだ。「子供と手まりをついて日がな一日遊んでいるように見えながら、結構生臭いこともなすっていたような気がする」と随筆にある。
       据说作家向田邦子一听良宽大师的名字,就会有“这人很可疑,好像有双重人格”的感觉。她在随笔中写道:“这和尚会跟小孩子拍手球玩一整天,总觉得他有点不务正业”。
   理由がおかしい。小学生の向田さんは、親に隠れて「大人の本」をよく読んだらしい。用心のため、手元に置いていた児童書が「良寛さま」だったというのだ。無欲と漂泊の人もとんだ巻き添えである。
       向田之所以有这样感觉的原因很可笑。因为她小学的时候,经常瞒着父母读“大人的书”,为了打掩护而放在手边的儿童读物就是“良宽大师”。此举的结果就是良宽大师无欲无求四处漂泊的形象根本无法在她脑子里扎根。
   民主党の役員会が決めた小沢元代表への処分案は、無難に取り繕う点で「良寛さま」に近い。菅首相や岡田幹事長は、除籍か離党勧告という「大人の本」をこっそり読んでいたはずなのに、一番軽い党員資格の停止でお茶を濁すらしい。
       民主党的干部会议所决议的对原代表小泽的处理方案,在皆大欢喜敷衍了事这点上与儿童读物“良宽大师”的作用类似。菅首相与冈田干事长肯定是悄悄读了开除党籍或劝告退党之类的“大人的书”,但最终却以程度最轻的中止党员资格来应付了事。
   無論、強く出れば親小沢の議員らが黙っていまい。首相には、党分裂や総選挙を覚悟で脱小沢を通す度胸はなく、処分せずに結束を演出する悪知恵もなし。リーダーの及び腰で、党のメリハリはなくなるばかりだ。
       当然,如果态度强硬的话亲小泽的议员们是不会善罢甘休的。首相既没有在面临政党分裂和举行总选举的情况下也要坚决脱离小泽的胆量,也没有对小泽不做处理上演和睦一家亲的阴险计谋。由于领导人态度的不明确,政党的张弛节奏也被完全打乱。
   向田さんが百も承知で書いたように、良寛その人は大変な好人物だった。この禅僧の清貧や公平無私に、決断力を加えた政治家が久しく現れない。国民の代表を、縁故や世襲で選んできた日本の不幸である。
       其实向田也很清楚,良宽是一位非常高尚的人物。在日本,已经很久没出现一个拥有这位禅僧的清贫与大公无私同时又具备决断力的政治家了。这是一直按照姻亲朋故及世袭关系来选择国民代表的日本的不幸。
   新しい寺に来てくれという藩主の求めを、良寛は一句で断る。〈焚(た)くほどは風がもて来る落ち葉かな〉。暖も取れるし、どうにか暮らしていますのでお構いなくと。往時の菅さんも、強者にこびないのが売り物ではなかったか。万事に信念を貫けば、勢いは世論の風が「もて来る」ものを。
       面对藩主“请到我们新建的寺庙来当主持”的请求,良宽以这样一句话与以拒绝:“风送落叶,足以取暖。”意思是我现在取暖不愁,生存无忧,不必费心了。以前的菅直人先生打的旗号不就是不巴结权贵吗?如果能把此信念贯彻到万事之中,民意的风本是可以将气势给他”吹送”过来的。

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