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占卜小议
2012-3-21
文芸春秋を創刊した作家の菊池寛は、手相占いは信じたが人相占いは嫌ったようだ。貧乏だった若いころ、占師に手相を見てもらうと将来の栄達を告げられた。それがことごとく当たったらしい。一緒にいた作家の久米正雄も後に的中ぶりに驚いたそうだ。
创办《文艺春秋》的作家菊池宽据说很信手相占卜,却很讨厌面相占卜。他年轻时一贫如洗,去看手相时相士告诉他将来会飞黄腾达。那些预言后来全部一一兑现,据说连当时跟菊池一起看手相的作家久米正雄后来也对相士的预言如此之准感到万分惊讶。
だが人相の方は、週刊朝日の誌上で観相師に「けちん坊の相」とやられて馬鹿らしくなった。もとより当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦の世界である。ところが昨今、つきあい方を間違えて痛い目に遭う人が増えている。
但面相方面,《周刊朝日》杂志上一名面相师说他的面相“吝啬”,被他嗤之以鼻。本来预测准还是不准都只是一个算卦而已。然而最近,由于过分相信占卜而导致损失惨重的人越来越多。
今に始まったことではなかろうが増加は著しい。国民生活センターによれば、占いや運命鑑定などのトラブルは10年前の2倍を超える。芸能界でも一騒動あり、「占い依存」なる言葉も世に出回っている。
这种事情不是现在才开始的,但最近增加的趋势十分明显。据国民生活中心的数据统计,近年涉及占卜和命运预测等的纠纷数量比10年前的两倍还多。这方面的事情在娱乐圈里也引起了轩然大波,“占卜依赖症”等词也流行一时。
背景には、晴れぬ時代の空気があるという。そういえば、懐かしいスプーン曲げの超能力ブームも、「ノストラダムスの大予言」も、世情騒然となった石油危機のころだった。今年はマヤ文明の暦による「人類滅亡」が話題にのぼる。
这种情况发生的背景据闻是这个前景不甚明朗的时代氛围所致。这么说来,大家应该还有印象的掰弯汤匙特异功能热,还有“诺查丹玛斯大预言”都发生在人心动荡的石油危机年代。今年的热门话题则是据玛雅文明的历法推断的“世界末日”。
菊池寛に話を戻せば、手相見の所では芥川龍之介も一緒だった。だが「諸君も想像するとおり、芥川だけは見て貰(もら)わなかった」と回想していて面白い。「運命は偶然よりも必然である」と書いた人は占いから遠かったようだ。
回到菊池宽的话题。当时一起去看手相的还有芥川龙之介。菊池回忆道“如大家所想,所有人中只有芥川没看手相。”这相当有意思。看来,写下“命运与其说是偶然,不如说是必然的”字句的人是不会去看相的。
人生は不可解につき、大なり小なり人は行き詰まるし、生き迷う。占いとの距離はそれぞれだろうが、やはり喜怒哀楽の飾りぐらいが程良(ほどよ)くはないか。尻尾に体が振り回されては、当たるも外れるもない。
因为人生的不可预测,所以会有大大小小的瓶颈、迷惘期。与占卜关系的深浅因人而异,但还是应该控制在增加点喜怒哀乐的装饰的程度。搞得被占卜牵着鼻子走的话,就不是准和不准的问题了。