2、先日、日本の近海の汚染の実態がテレビで放送されたが、これは( )だ、地球のいたるところで自然破壊が進んでいると思う。
3、年を取ったのか、父も( )て来て、最近はあまり怒らなくなった。
4、あなんに同僚に対して親切だった朝田さんが、出世してからは( )ように、威張りだすようになった。
5、彼女の心は( )のように変わり、つかむことが難しい。
a、猫の目 b、手の裏を返す c、角が取れる d、心にもない e、氷山の一角
C:解答
B(一)1、心にもない 2、氷山の一角 3、心にもない 4、猫の目 5、手の裏を返す 6、角が取れる
(二) 1、d 2、e 3、c 4、b 5、a
八十二 影响
A:意味と用例
1、一石を投じる=反響が起こりそうな問題を投げかける
例:登校拒否の子供の自殺は、学校教育全体に一石を投じた。
2、鶴の一声=人々の対立や問題を静める、有力者や権威ある人の一言
例:先生の「仲良くしなきゃだめじゃないか」の鶴の一声で、喧嘩が止まった。
3、波紋を投じる=何もなかったところに、動揺を与えるような影響を及ぼす
例:大臣の国際会議でのコメントが問題になり、友好関係にある諸外国へ波紋を投じることになってしまった。
4、波紋を広げる=周囲に次々と動揺を与えるような影響を広げる
例:癌に利くと言われていた特効薬が、実は強い副作用を伴うことが分り、これが医療現場に波紋を広げている。
5、物を言う=1)役に立つ・効力を発揮する;2)話しをする
例:1)道渋滞では、自転車やオートバイが物を言う。
2)ショックで、物を言う気になれない。
6、目は口ほどにものを言う=言葉と同じように、目線は表現力があって効果があるから大切だと言う
例:目は口ほどに物を言うから、面接の時には目をキョロキョロト動かさないで、しっかり試験管のほうへ向けたほうがいい
B:練習:
(一)各文にあう慣用句を適当な形にして( )に書きなさい
1、家族旅行をどこにするか皆で話し合っているとき、「温泉に一泊しよう」と言う父の{鶴の一声で・一石を投じて}すべてが決まってしまった。
2、権力に{物を言わせて・波紋を投じて}国民を服従させようとした大統領は、やがて民衆の反感を買い、退陣へと追い込まれていった。
3、初めてのリサイクル運動は、環境保護政策や対策が遅れている政府や企業側に{一石を投じる・波紋を広げる}ことになった。
4、貿易交渉が失敗し、両国の国交関係に{物を言う・波紋を投じる}ことになった。
5、重症で、{鶴の一声・物を言うこと}も出来ないそうだ。
6、スイズの協威が、全世界に{波紋を広げて・一石を投じて}いる。
(二)各文にあう慣用句を適当な形にして下から選んで( )のなかに書き入れなさい。
1、彼の理論は新しい解釈を示していて、今までの定説に( )。
2、社長の( )で、社内禁煙が決定した。
3、隣人の一声で、夫婦の関係に( )事となった。
4、エイズの問題が浮上して、全世界に( )いった。
5、政界は金が( )世界だと思う。
a、鶴の一声 b、波紋を投じる c、一石を投じる d、物を言う e、波紋を広げる
C:解答
B(一)1、鶴の一声で 2、物を言わせて 3、一石を投じる 4、波紋を投じる 5、物を言うこと 6、波紋を広げて
(二) 1、c 2、a 3、b 4e、 5、d
八十三 影响
A:意味と用例
1、火蓋を切る=戦いや競争を始める
例:聖火台に火がともされ、いよいよオリンピックの火蓋が切られた。
2、軌道に乗る=仕事などが順調に運ぶ\
例:難航していた新製品の開発も、ようやく軌道に乗り始めた。\
3、尻切れとんぼ=物事などが途中で切れて、後が続かないこと
例:この推理小説は、途中のストーリーが複雑すぎるのに、割にと簡単に犯人が分ってしまうから、全体的に尻切れとんぼのような感じだ。
4、とどのつまり=結局・最後は・最終的に
例:就職活動で色々な企業に応募して見たがなかなか決まらず、とどのつまり「女だからだめ」と言うことらしい。
5、物になる=一人前になる
例:役者になることを目指して上京したが物にならず、帰郷して両親の仕事を手伝うことになった。
6、物にする=思い通りに成功させる
例:彼はプロとしてデビューして、念願の歌手生活をついに物にした。
7、山が見える=困難を乗り切って、先の見通しがつく\
例:無公害車の開発は山が見えたかのようだったが、試運転に失敗して振り出しに戻ってしまった。\
8、らちが明かない=物事が思うように進まず、決着がつかない
例:政治改革をすべきだと言う声が上がっても具体的な案もなく、一向にらちが明かない
B:練習:
(一)各文にあう慣用句を適当な形にして( )に書きなさい
1、世界中の頭脳選手が集まり、今、天才世界一を決める戦いが( )。
2、彼の研究もはじめから何の問題もなく( )訳ではない、いろいろな問題を乗り越えて、やっと思い通りになってきたのだ。\
3、テレビドラマを見ていたら、途中でニュース速報が入り、そのまま特別番組になったために、ドラマが( )になってしまった。
4、「色々ご意見をお利かせてください」って言っているが、( )市民は役所の言いなりになるしかない。
5、困難だと言われた技術を( )。
6、何度練習してもせりふを覚えない、彼は俳優としては( )だろう。
7、小さい辞書では( )から、大きい辞書で調べる。
8、語学はものにするまで大変だが、日本語の勉強を始めて5年、このごろ要約( )。
(二)各文にあう慣用句を適当な形にして下から選んで( )のなかに書き入れなさい。
1、今年も冬季オリンピックが開催され、熱戦の( )。
2、借金をして始めた本屋は、3年目で赤字もなくなり。
3、祝賀会の挨拶の終わりに、「おめでとうございます」とか「お祝いの言葉とさせていただきます」とか言わないと、なんだか( )のようだ。
4、来るかもしれないと散々人に期待をさせておきながら、( )は出来ないということがわかった。
5、彼はまだまだ半人前だが、( )そうだと師匠から期待されている。
6、史跡発掘のために長い間この砂漠に滞在し、先日やっとその一部が発見出来て、ようやく仕事の( )来たところだ。
7、店員「先日のご注文では、300個ということでしたが。。。」
客 「そんな事は言っていない。確かに100個と注文したんだ。君と話していても( )から、責任者を呼びたまえ」
a、らちが明かない b、火蓋を切る c、軌道に乗る d、山が見える e、物になる f、とどのつまり g、尻切れとんぼ
C:解答
B(一)1、火蓋を切った 2、軌道に乗った 3、尻切れとんぼ 4、とどのつまり 5、ものにした 6、ものになら\
(二) 1、b 2、c 3、g 4、f 5、e 6、d
补:八十三 影响
C:解答 (二) 7. a
八十四 其它(1)
A:意味と用例
1、音沙汰がない=連絡や便りが何もない
例:友達からは大学を卒業して以来、何の音沙汰もないが、元気だろうか。
2、腕が鳴る=自分の能力や技術を発揮したくて、じっとしていられなくて張り切る
例:料理が得意な母は、町内で催される料理大会出場することになり。「腕が鳴る」といっていった。
3、折り紙つき=確かで保証できるもの
例:妹は料理教室の先生の折り紙つきで、とても美味しい。
4、雲行き=物事の成り行きや情勢、様子
例:試合に3対1で勝っていたが、味方のミスが続き、雲行きが怪しくなってきた。
5、痺れを切らす=待ちくたびれて我慢できない
例:準備に手間取っているのか、なかなか幕が開かないので、観客は痺れを切らしている。
6、出る幕ではない=自分が出て行って、あれこれと働く場面ではない
例:子供の喧嘩に親の出る幕ではない、しばらく様子を見よう。
7、日が浅い=はじめてから日数があまりたっていない
例:彼は入社してから日が浅く、社内の人々の名前をまだ全部覚えていない。
8、火を見るより明らか=理由が分って、そうなる結果について疑問の余地がない
例:あんなに真面目て働き者の彼の無実は火を見るより明らかだ
B:練習:
(一)各文にあう慣用句を適当な形にして( )に書きなさい
1、模擬試験の準備は十分にしたらか、今から( )。
2、今まで圧勝を続けていた政党がスキャンダル続き、今度の選挙は怪しい()になってきた。
3、鈴木さんの人柄は仲介人の( )、結婚相手として本当にいい人だと思う。
4、返事がなかなか来ないので、( )電話をかけた。
5、引越しした友達から( )ので、親住所も分らず、こちらから連絡も出来ない。
6、この町へ引越ししてきて、まだ( )から、道を聞かれても分らない。
7、体の小さい子供が大きい子供と相撲を取っていて、勝敗は( )と思っていたが、意外にも小さい子供が買った。
8、今の育児は昔と育てて方が違うから、年寄りの( )と嫁に言われてしまった。
(二)各文にあう慣用句を適当な形にして下から選んで( )のなかに書き入れなさい。
1、明日はいよいよ決勝戦と思うと( )。
2、旅に出た兄から、一ヶ月も( )。心配だ。
3、友達の英語はアメリカ人の( )だ。
4、喧嘩をしている両親が仲直りしそうに見えたが、また、( )が怪しくなってきた、今朝、顔をあわせても、口を利こうともしない。
5、約束の時間より2時間も遅れたから、きっと( )彼は帰ったのかもしれない。
6、自由研究の計画はすべて生徒に自主的にさせている。だから、教師の( )。
7、姉は中国語の勉強を始めて( )、まだ、挨拶程度しか離せない。
8、勉強もしないで、毎日遊んでいれば、テストの結果は( )。
a、日が浅い b、火を見るより明らかだ c、出る幕ない d、痺れを切らす e、腕が鳴る f、音沙汰がない g、折り紙つき h、出る幕ではない
C:解答
B(一)1、腕が鳴っている 2、雲行き 3、折り紙つきで 4、痺れを切らして 5、音沙汰がない 6、日が浅い 7、火を見るより明らか 8、出る幕ではない
(二) 1、e 2、f 3、g 4、h 5、d 6、c 7、a
8、b
八十五 其它(2)
A:意味と用例
1、分が悪い=不利だ、分配が悪い
例:再就職を考えているが、年齢が高くなればなるほど分が悪くなる。
2、分がある=勝つ見込みがある
例:ライバルより彼女の家に近いところに住んでいる私のほうが分があると思う。
3、魔がさす=ふと悪い考えを起こす
例:盗みを働く若者の多くは理由もなく、ただ「魔がさす」事かららしい。
4、身から出たさび=自分がした悪い行いのために、自分が災いを受けて苦しむたとえ