100316鸽子与首相
ハトは生まれて半年もすれば成熟し、年に十数個もの卵を産み始めるそうだ。強い繁殖力は都市のハト害の背景でもある。かと思えば、「チェンジ」の多産を期待されながら、なかなかその気配のないハトもいる。
据说鸽子出生半年后就发育成熟了,并开始年产十几枚鸽蛋。这种强劲的繁殖能力也是造成城市鸽害的原因。可也有这么一只“鸽子”,人们期待它多产“变革”之蛋,却怎么也不见动静。
鳩山政権の半年である。日米密約の解明など、変化の卵も何個か転がり出たが、ため息はその何倍も出た。鳩山首相と小沢幹事長が招いた失地は、もはや醜聞の主が代わるまで戻るまい。民主党内は息苦しさで満ちている。
说的是鸠山内阁(译注:“鸠山”的“鸠”字在日语中就是鸽子的意思。),诞生至今也已有半年之久了。虽然也滚出了几个诸如揭秘日美密约之类的离奇之蛋,但叹息之声却是数倍于此。如果没有新的丑闻主角登场,估计鸠山首相与小泽干事长所造成的“失地”也难以收复了。民主党内空气沉闷,令人窒息。
財政赤字に切り込む前に、ばらまき政策に突き進むのも気がかりだ。早晩、消費税の引き上げが浮上しよう。普天間の先は見えず、景気が劇的に上向く気配もない。なのに、首相には危機感やリーダーシップが見えない。
在对财政赤字开刀之前,不顾一切的“撒钱政策”也着实叫人放心不下。提高消费税之类的政策,迟早也会出台的吧。普天间之事前景不明,经济也没出现戏剧般回升的迹象。尽管如此,我们仍看不到首相的危机感和领导能力。
そんなこんなで、発足時に70%あった内閣支持率は半減した。期待で水ぶくれした支持がはがれ落ちている。そいつをいただこうと、この間まで大臣だった自民党の面々から新党の誘いが止まらない。首相の弟さんがそうであるように、こんな時、政治家は妙に生き生きする。
如此这般,内阁支持率已从刚上台时的70%缩掉了一半。这种被期待所撑胖了的支持率正在层层剥落。“将那个家伙也拉进来吧”,不久前还是某某大臣的自民党干将们纷纷发出组建新党的邀请,极尽招兵买马之能事。这种时候,政治家们一个个莫名其妙地活跃起来了,首相的弟弟就是其中之一。
さて「失望」の受け皿は、再びの自民党か、それを割って出る勢力か、はたまた野党第2党をうかがう「みんなの党」か。いやいや、大量棄権という「げんなりの党」かもしれない。
那么,谁将承受民众的“失望”呢?又是自民党吗?还是从中蹦出来的新生力量?或是觊觎第二在野党之位的“众人之党”?不,不,说不定是大量弃权的“厌世党”吧。
英国の思想家、カーライルの金言に〈経験は最良の教師である。ただし授業料がめっぽう高い〉がある。授業料を議席で払う政党はまだしも、国民にはここで勉強している余裕はない。歴史的な政権交代を痛い経験で終わらせては、この国はまた何年かを失うことになる。
英国思想家卡莱尔有句名言:“经验是最好的老师,只是学费贵得惊人”。用议席来缴学费的政党自不在话下,但国民可没有条件接受这样的教育啊。如果历史性的政权交替将在惨痛的教训里结束,那么这个国家又要荒废几年时间了。
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一 鸠山兄弟“不相为谋”,弟弟要另组新党