◎ いくさが敵の不意を打つをよしとする。
◎ その強盗は不意を打たれた。
ふいをくらう[不意を食らう]冷不防;出其意外。
◎ 自転車で走っていたら、子供が急に飛び出したので不意を食らって
電柱にぶつかった。
◎ 彼は不意を食らって、びっくりした。
◎ 彼は不意を食らってためらった。
ふいをつく[不意を突く]出其不意。
◎ 相手の不意を突いて勝つのは、あまりいいことではない。
◎ 不意を突かれて言葉が出なかった。
◎ 我々は敵の不意を突いた。
ふうさいがあがらない[風采が上がらない]其貌不揚。
◎ 彼は風采が上がらない人です。
◎ 風采が上がらなければなにをしても損です。
ふきょうをかう[不興を買う]惹人不高興。
◎ その発言は出席者の不興を買った。
◎ 私は彼女の不興を買った。
◎ 上司の不興を買って左遷された。
ふこうちゅうのさいわい[不幸中の幸い]不幸中的大幸。
◎ 火事で家は焼けたが、怪我人が出なかったのは不幸中の幸いだ。
◎ 彼女はハンドバッグをなくしたが、財布が入っていなかったのは
不幸中の幸いだった。
◎ その事故でかすり傷で済んだのは、不幸中の幸いだった。
ふたをあける[蓋を開ける]揭曉。
◎ 与党有利と予想された選挙だったが、蓋を開けて見ると、
野党の善戦が目立った。
◎ 蓋を空けて見なければ何とも言えない。
◎ 結果は蓋を空けてみないと分からない。
ふでをいれる[筆を入れる]修改;刪改。
◎ その作品は私が書き上げたあと、先生が筆を入れてくださいました。
◎ 出来上がった作品をお見せすると、先生は何ケ所か筆を入れてくださいました。
◎ 学生のスピーチコンテストの原稿には先生が筆を入れないものはほとんどない。
ふでがたつ[筆が立つ]文筆好。
◎ 母は筆が立つので、手紙を書くのが得意だ。
◎ 彼は筆が立つのでよく原稿を頼まれる。
◎ A君は筆が立つ人だから、ラブレターの代筆を頼もう。
ふでをおく[筆を置く]擱筆;停筆。
◎ それだけの理由で筆を置くわけにはいかない。
◎ 彼は執筆の途中で筆を置いた。
◎ 論文を書き上げて筆を置いたときには、もう東の空が明るくなり始めていた。
ふでをとる[筆を執る]執筆。
◎ この作家は病気と闘いながらも筆を執り続けた。
◎ 彼は小説の筆を執った。
◎ 彼女はもう二度と筆を執ることはないでしょう。
ふところがあたたかい[懐が暖かい]有錢;荷包滿滿的。
◎ 商売は繁盛し、彼の懐が暖かくなった。
◎ このところ私は懐が暖かい。
◎ 彼はいつも懐が暖かい。
ふところがさびしい[懐が寂しい]手頭緊;沒有錢。
◎ このところ懐が寂しい。
◎ 給料日前で懐が寂しいでしょう。
◎ 今日は懐が寂しい。
ふところにする[懐にする]放入懷中。
◎ 彼はもうけの半分を懐にした。
◎ 少年は働いて得たお金を懐にして、母の待つうちへと急ぐのだった。
◎ 厚い札束を懐にして出掛けた。
ふところをこやす[懐を肥やす]中飽私囊。
◎ 彼は懐を肥やしているという評判だ。
◎ 密輸で懐を肥やした。
◎ 地位を利用して懐を肥やす。