您当前的位置:首页 > 学习资料 > 翻译习作 > 翻译探讨
『翻译习作』日本語小説「怪人二十面相」第二章
时间:2009-07-14 14:28:16  来源:咖啡日语  作者:uin61

「誰かいないか。賊だ。賊だ。庭へ回れ。」
壮太郎氏が大声に怒鳴りました。
もし、わながなかったら、素早い賊は、とっくに逃げ去っていた事でしょう。壮二君の子供らしい思い付きが、偶然功を奏したのです。賊が、わなを外そうともがいている間に、四方から人々が駆けつけました。背広服のお巡りさんたち、秘書たち、それから運転手、総勢七人です。
壮太郎氏も急いで階段を降り、近藤老人とともに、階下の窓から、電燈を庭に向けて、捕り物の手助けをしました。
ただ妙に思われたのは、せっかく買い入れた猛犬のジョンが、この騒ぎに姿を現さないことでした。もし、ジョンが加勢してくれたら、万一にも、賊を取り逃がすようなことはなかったでしょうに。
二十面相が、やっとわなを外して、起き上がったときには、手に手に懐中電灯を持った追っ手の人たちが、もう十メートルの間近に迫っていました。それも一方からではなくて、右からも、左からも、正面からもです。
賊は黒い風のように走りました。いや、弾丸のようにと言った方がいいかもしれません。追っ手円陣の一方を突破して、庭の奥へと走り込みました。
庭は公園のように広いのです。築山があり、池があり、森のような木立があります。暗さは暗し、七人の追っ手でも、決して、十分とは言えません。ああ、こんな時、ジョンさえいてくれたら……。
しかし、追っ手は必死でした。ことに三人のお巡りさんは、捕り物にかけては、腕に覚えの人々です。賊が築山の上の茂みの中へ駆け上がったと見ると、平地を走って、築山の向こう側へ先回りをしました。後からの追っ手と、挟み撃ちにしようというわけです。
こうしておけば、賊は塀の外へ逃げ出すわけには行きません。それに、庭を取り巻いたコンクリート塀は、高さ四メートルもあって、梯子でも持ち出さない限り、乗り越えるすべはないのです。
「アッ、ここだっ、賊はここにいるぞ。」
秘書の一人が、築山の上の茂みの中で叫びました。
懐中電灯の丸い光が、四方からそこへ集中されます。茂みは昼のように明るくなりました。その光の中を、賊は背中を丸くして、築山の右手の森のような木立ちへと、まりのように駆け下ります。
「逃がすなっ、山を降りたぞ。」

[有人在吗?有贼啊.有贼啊.到院字里去巡逻.]
壮太郎先生大声地喊到.
如果没有圈套的话,那身手敏捷的贼肯定早就逃走了吧.壮二那还孩子般的一时想法,偶然奏效了.贼着急地解开圈套时,人们急忙的从四面八方赶过来了.穿西装的警察们、秘书们、然后还有司机、总共7人.
壮太郎先生急忙走下楼梯,和近藤老人一起从楼下往院子里照电灯,帮助抓捕贼.
只是觉得很奇怪的是,特意买回来的凶猛的狗约翰却没有出现在这次骚乱中.如果约翰能够帮忙的话,万一发生什么意外时,也不会让贼跑掉吧.
二十面相终于解开了圈套爬起来时,手上各自拿着手电筒的追捕人员,眼看就要追到10米左右的地方.然而他们不光是从一个方向追来,有的从右边追来,有的从左边追来,也有的从正面追来.
贼像一阵黑风似的逃跑了.不,应该说是跑的像子弹一样会比较好一点.他冲破追赶人员的阵容,跑向院子深处.
院子大的就像公园一样,有假山,池塘,有像森林般的树丛.光线很昏暗,7名追捕人员是决定不够的.啊,要是约翰这个时候在这里…….
不过,追捕人员都很拼命的追捕.特别是3名警察在抓捕方面是很有自信的.警察发现贼往假山上的树丛里跑过去时,经过平地抢先跑到假山的对面.打算与后面追上来的追捕人员一起形成围攻.
这样的话,贼就无法逃到围墙外面.然后,围住院子的混凝土围墙的高度有4米,没有梯子的话是无法越过围墙.
[啊,在这,贼在这里呀.]
一个秘书在假山上的树丛中大叫起来.
手电筒的光线从四面八方聚集而来,树丛明亮的就像白天一样.在这个灯光中,贼驼着背就像皮球似的跑向假山右边森林般的树丛.
[不要让贼跑了,他跑下山啦.]

 5/6   首页 上一页 3 4 5 6 下一页 尾页


咖啡日语 Ver.7 Created by Mashimaro