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『翻译习作』日本語小説「怪人二十面相」第二章
时间:2009-07-14 14:28:16  来源:咖啡日语  作者:uin61

「分かりますか。ホラ、さっきのピンポンの玉です。あれが忍術の種なんです。あれは僕がポケットからじゅうたんの上に放り出したのですよ。貴方は、少しの間玉に気を取られていました。机の下を覗き込んだりしました。その隙に宝石箱の中から、ダイヤモンドを取り出すのは、何の造作もないことでした。ハハハ……、では、さようなら。」
賊はピストルを構えながら、後ずさりをしていって、左手で、鍵穴に嵌めたままになっていた鍵を回し、サッとドアを開くと、廊下へ飛び出しました。
廊下には、庭に面して窓があります。賊はその掛け金を外して、ガラス戸を開き、ヒラリと窓わくにまたがったかと思うと、
「これ、壮二君のおもちゃにあげてください。僕は人殺しなんてしませんよ。」
と言いながら、ピストルを部屋の中へ投げ込んで、そのまま姿を消してしまいました。二階から庭へと飛び降りたのです。
壮太郎氏は、またしても出し抜かれました。
ピストルはおもちゃだったのです。最善から、おもちゃのピストルに怯えて、人を呼ぶ事もできなかったのです。
しかし、読者諸君はご記憶でしょう。賊の飛び降りた窓というのは、少年壮二君が、夢に見たあの窓です。その下には、壮二君が仕掛けておいた鉄のわなが、鋸のような口を開いて、獲物を待ち構えているはずです。夢は正夢でした。すると、もしかしたら、あのわなも何かのやくにたつのではありますまいか。
ああ、もしかしたら!

池の中

賊がピストルを投げ出して、外へ飛び降りたのを見ると、壮太郎氏はすぐさま、窓のところへ駆けつけ、暗い庭を見下ろしました。
暗いといっても、庭には、ところどころに、公園の常夜燈のような電燈がついているので、人の姿が見えぬほどではありません。
賊は飛び降りた拍子に、一度倒れた様子ですが、すぐムクムクと起き上がって、非常な勢いで駆け出しました。ところが、案の定、彼は例の花壇へ飛び込んだのです。そして、二-三歩花壇の中を走ったかと思うと、たちまち、ガチャンという激しい金属の音がして、賊の黒い影は、もんどり打って倒れました。

[知道吗.瞧,这是刚才的乒乓球.那个是忍术的道具.那是我从袋子里掏出来扔到地毯上的.乒乓球瞬间就吸引了你的注意力,然后你就探头看了一下桌子底下.乘这个机会毫不费力地从宝石箱子里取出了钻石.哈哈哈……,那么就这样吧,再见.]
贼手举着枪往后退,用左手插入钥匙孔里旋转钥匙,门突然打开后,跳向走廊.
有一扇窗户面向走廊.贼取下搭扣,打开玻璃窗户,还以为他要轻快地越过窗户时,
他边说着[这个拿去给壮二做玩具.我不会杀人的.],边把手枪扔向房间内,然后就消失踪影.从二楼跳到院子里.
壮太郎先生又一次让贼抢先了.
原来手枪只是个玩具,一开始就被玩具手枪吓到了,没能叫喊人员.
不过,各位读者想必还记得吧.贼所跳的窗户正是壮一少年所梦见过的那扇窗户.那个窗户下面有壮二所设计的铁圈套,正张着锯子般的大嘴等待着猎物了.梦真的应验了.那么,说不定那个圈套能派上用场.
啊,说不定!

水池中

壮太郎先生看到贼扔掉手枪,跳出窗外后,立即急忙跑到窗户前,俯视昏暗的院子.
虽说昏暗,但院子里到处都开着像公园里使用的常明灯一样的灯,不至于看不见贼的身影.
贼刚跳下来的时候,一下倒在地上,然后马上霍地爬起来,用一个非常强劲的气势跑出去了.然而,果然不出所料,他跳到那个花坛中.然后还以为他要二三步就走过花坛时,突然喀哒一声发出了强烈的金属声音,贼那黑色的身影便栽了个大跟头.

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