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『翻译习作』日本語小説「怪人二十面相」第二章
时间:2009-07-01 15:17:28  来源:咖啡日语  作者:uin61

「下関上陸以来、たびたびその噂を聞きました。飛行機の中で新聞も読みました。とうとう、家を狙ったのですね。しかし、あいつは何をほしがっているのです。」
「わしは、お前がいなくなってから、旧ロシア皇帝の宝冠を飾っていたダイヤモンドを、手に入れたのだよ。賊はそれを盗んで見せるというのだ。」
そうして、壮太郎氏は、「二十面相」の賊について、又その予告状について、詳しく話して聞かせました。
「しかし、今夜はお前がいてくれるので、心丈夫だ。一つ、お前と二人で、宝石の前で、寝ずの番でもするかな。」
「ええ、それがよろしいでしょう。僕は腕力にかけては自信があります。帰宅早々お役に立てば嬉しいと思います。」
たちまち、邸内に厳重な警戒がしかれました。青くなった近藤支配人の指図で、午後八時というのに、もう表門をはじめ、あらゆる出入り口がぴったりと閉められ、内側から錠が下ろされました。
「今夜だけは、どんなお客様でも、お断りするのだぞ。」
老人が召使いたちに厳命しました。
夜を徹して、三人の非番警官と、三人の秘書と、自動車運転手とが、手分けをして、各で入り口を固め、あるいは邸内を巡視する手はずでした。
羽柴夫人と早苗さんと荘二君とは、早くから寝室に引きこもるように言いつけられました。
大勢の使用人たちは、一つの部屋に集まって、怯えたようにボソボソと囁きあっています。
壮太郎氏と壮一君は、洋館の二階の書斎に籠城することになりました。書斎のテープルには、サンドイッチとぶどう酒を用意させて、徹夜の覚悟です。
書斎のドアや窓にはみな、外側からあかぬように、鍵や掛け金がかけられました。本当にありの這いいる隙間もないわけです。
さて、書斎に腰を下ろすと、壮太郎氏が苦笑しながら言いました。
「少し用心が大げさすぎたかもしれないね。」
「いや、あいつにかかっては、どんな用心だって、大げさすぎる事はありますまい。僕はさっきから、新聞のとじ込みで、『二十面相』の事件を、すっかり研究してみましたが、読めば読むほど、恐ろしいやつです。」

[自从在下关登陆后,就经常听到那些传闻.在飞机上的时候我也看了报纸.终于盯上咱家了.可是,那家伙到底想要什么呀.]
[我在你离家出走之后,得到了曾经装饰过旧俄罗斯沙皇皇冠的钻石.贼说要来偷那些钻石.]
然后壮太郎先生把有关[二十面相]这个盗贼,还有那个预搞通知涵的事情详详细细地告诉了壮一.
[不过,今天晚上有你在这里,我就放心多了.另外,今天要不要你和我两个人在宝石前熬通宵来看守.]
[哎,那样可以啊.我对我的力气比较有信心.想回到家里,如能早点为家里帮上忙的话,我会很开心的.]
马上,府里就布置了森严的戒备.近藤管家脸色早已苍白,在他的吩咐下,正门以及所有进出口全部别紧密的关闭上,内侧还上了锁,虽然才只是下午8点钟.
[就今天晚上,不管什么样的客人来访,都一律回绝掉.]
老人严格吩咐佣人们.
3名不值班的警察和3名秘书还有汽车司机,彻夜分头把守各个进出口,或是准备进行府内巡逻.
羽柴夫人和早苗小姐还有壮二,则被吩咐要求早点躲入房间.
大批的佣人被集中到了一个房间内,他们似乎很害怕地在叽叽咕咕的相互低声私语.
壮太郎先生和壮一则在洋房二楼的书房里看守.书房的桌子上准备了一些三明治和葡萄酒,这些是为熬通宵准备的.
为了让贼在外面无法打开门和窗户,书房的所有门和窗户都上了锁和搭扣,简直可以说得上连蚂蚁的藏身之处都没有.
然后,壮太郎坐下来苦笑的说道.
[也许有点太虚张声势了吧.]
[不,如果是要抓那个家伙的话,不管怎么戒备都不为过.我刚才通过报纸合订本仔细的研究了一下[二十面相]的案件,越看越觉得他是一个非常可怕的家伙.]

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